■プロ野球 広島 0-5 DeNA(5日、マツダスタジアム)

5位のDeNAは3日の広島戦に続き今季2度目の完封勝利。カード勝ち越しを決め14勝15敗1分とし、4位の広島と順位が入れ替わった。

試合前時点でチーム本塁打数9と両リーグで唯一で最少だった打線は、佐野恵太(29)の1号先制2ラン、牧秀悟(26)の4号2ランなど5得点を挙げた。

今季6度目先発の大貫晋一(30)は7回92球を投げ、3安打無失点(2四球、5奪三振)の好投。4月21日の今季初勝利以来となる2勝目(3敗)、プロ通算40勝目を手にした。

大貫は前回の巨人戦では5回92球を投げ、6安打2失点で勝ち負けつかず。この日の初回は、先頭・秋山にヒットを許すと、小園への四球などで2死満塁のピンチを招いたが、田村を一ゴロで切り抜けた。その後は6回まで一人も走者を出さない快投で、広島打線に隙を与えず。

前日2安打だった打線は、広島先発の九里に対し、3回までパーフェクトに抑えられる。だが4回は1番・桑原将志(30)がヒットで出塁すると1死二塁で佐野が初球のチェンジアップを振り抜き、ライトスタンドへ今季1号となる先制2ランを放った。

さらに6回は1死一塁で牧がレフトへ4号2ランを放ち、4-0と貴重な追加点を挙げた。7回は2番手・ケムナに対し、桑原が四球を選ぶと、1死一塁で佐野がタイムリー2ベースを放ち5点目。佐野は3試合ぶりのマルチ安打、3打点をマークした。

7回もマウンドに上がった大貫は、坂倉のヒット、田中への四球などで無死一・二塁のピンチとなったが、後続を3人で打ち取った。リリーフ陣は8回は中川虎大(24)、9回は山﨑康晃(31)が無失点リレーで締め、投打がかみ合い完封勝利を飾った。

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