■プロ野球 楽天 0-2 ロッテ(4日・楽天モバイルパーク)
ロッテは楽天に完封勝利。終盤7回まで両先発の力投、好守に阻まれ無得点。しかし8回表、1死一塁から4番・ソト(35)に試合の均衡を破る第2号2ラン本塁打が飛び出し試合を決めた。
前日の試合では投手陣が打ち込まれ今季最多となる12失点を喫し大敗。この試合のスタメンには経験値のある荻野貴司(38)や角中勝也(36)などのベテラン勢が並んだ。
楽天の先発・内星龍(22)に対し、1回、先頭の荻野は初球を打ち上げ遊飛。2番・藤岡裕大(30)は空振り三振に倒れるも、3番・角中は左安打を放ち出塁した。2死一塁から4番・ソトはライトへの大きな当たりも右飛に終わり、無得点で初回を終えた。
その裏、メルセデスの立ち上がりは先頭の小郷裕哉(27)を二ゴロ、2番・村林一輝(26)を空振り三振に。続く3番・浅村栄斗(33)を中飛に打ち取り三者凡退に抑えた。
中盤6回、この回の先頭・2番・藤岡が右安打を放ち出塁すると3番・角中にセンターへの適時二塁打が飛び出し、無死二、三塁と絶好機を迎えた。二塁走者は角中に代わり和田康士朗(25)。勝負の場面を迎えた。しかし、4番・ソト、5番・ポランコ(32)が倒れ2死に。続く6番・石川慎吾(31)も遊ゴロに打ち取られると、無死からの得点のチャンスを逃した。
両者無得点のまま終盤に差し掛かった7回表、無死走者無しから7番・佐藤都志也(26)が中安打で出塁すると8番・中村奨吾(31)は送りバントを決め1死二塁に。9番・小川龍成(26)は右飛に倒れ2死から迎えた1番・荻野は空振り三振。この回も得点圏に走者を進めるも本塁を踏むことができず。
先発したメルセデスは6回98球を投げ、4安打無失点に抑える力投を披露するとマウンドを降りた。2番手でマウンドに上がった岩下大輝(27)は7回を3人で抑え打線の援護を待った。
得点を狙う打線は8回表、1死から3番・和田に今季初ヒットとなる左安打が飛び出すと続く4番・ソトは内の投じた4球目のスライダーをレフトスタンドへ。第2号2ラン本塁打が飛び出し、一振りで試合の主導権を握った。
2点のリードで迎えた8回は3番手・鈴木昭汰(25)が楽天打線を三者凡退に。9回は益田直也(34)が走者を出しながらも無失点に抑え試合終了。
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