■サッカーU23アジアカップ 決勝 日本 1-0 ウズベキスタン(日本時間4日、カタール・ドーハ)

アジアカップ決勝が行われ、U23日本代表がウズベキスタンに1-0で勝利。8年ぶり2度目の優勝を飾った。

0-0のスコアレスで迎えた後半アディショナルタイム、日本はMF山田楓喜(22)のゴールで1点を先制する。しかし試合終了間際、ウズベキスタンの右サイドからのクロスにDF関根大輝(21)が競った際、ハンドの判定を取られPKを与えてしまう。日本は絶体絶命のピンチを迎えるが、ゴール隅に飛んだ難しいボールをGK小久保玲央ブライアン(23)が横っ飛びでスーパーセーブ。その後も相手の猛攻を受けた日本だが、小久保は目に涙を浮かべながら最後までゴールを守り切り、1-0でウズベキスタンに勝利した。

「チーム一丸となって優勝できたことを本当にうれしく思います」と語った小久保。PKの場面は「自信はなかった」と話したが、「みんなが駆け寄ってくれて『大丈夫だよ、お前なら止められる』っていう言葉を信じて止められたのですごくうれしいです」と顔をほころばせた。

値千金の決勝ゴールをあげた山田は「こういう大きな舞台で、優勝を決める舞台で自分の持ち味を出せたのは、今までの日々の練習、苦しかった時も諦めずにやってきたことが、こういうところで出た、結果を出したと思うので素直にうれしいです」と感無量の様子。

チームをまとめ優勝に導いた大岩剛監督(51)は「非常に厳しい試合だったが選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います」と振り返り「国民の皆さんをヒヤヒヤさせたと思うんですが、これでアジアチャンピオンとしてパリオリンピックに向かえますので、また我々の背中を押してくれたらうれしいです」と笑顔を見せた。

アジア杯を制した日本は、パリ五輪ではパラグアイ、マリ、イスラエルと同じD組に入る見通しだ。

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