■プロ野球 ヤクルト 0-5巨人(11日・神宮)
ヤクルトは巨人に完封負けを喫した。ヤクルトの先発・高橋奎二(26)は前回登板(4日・広島)では7回5安打2失点(自責0)の力投も勝ち星はつかず。この試合では1回から三者連続で見逃し三振にとる立ち上がり。その後は2回、3回と満塁のピンチを背負うも無失点に凌いだ。しかし6回、2死から6番・佐々木俊輔(24)に四球を与えた後、盗塁を決められると7番・小林誠司(34)に適時打をレフトに運ばれ、先制点を許した。高橋は6回を投げ4安打9奪三振1失点の粘投。打線は終盤7回に2死一、二塁と好機を迎えるもあと1本が出ず。8回には佐々木の犠飛で2点目を奪われた。9回には宮川哲(28)が打ち込まれ3失点。ヤクルト打線は得点圏に走者を置く好機も活かせず。
1回、高橋は巨人の先頭・萩尾匡也(23)、2番・吉川尚輝(29)をストレートで二者連続の見逃し三振に仕留めると3番・門脇誠(23)にもインコースの直球で見逃し三振に。三者連続で三振を奪う完璧な立ち上がり。
その裏、巨人の先発・菅野智之(34)に対し、先頭の塩見泰隆(30)は右飛、2番・青木宣親(42)は一ゴロ、3番・オスナ(31)は一邪飛と三者凡退に倒れた。
2回、高橋は巨人の4番・岡本和真(27)に左安打を放たれ、続く5番・坂本勇人(35)、8番・松原聖弥(29)に四球を与えるなど2死満塁のピンチを背負うも後続を抑え、先制の本塁を踏ませず。
試合は中盤の5回、2死から9番・高橋がピッチャー強襲の内野安打で出塁すると1番・塩見も左安打で繋いで一、二塁と得点の絶好機を迎えた。しかし続く2番・青木は空振り三振に倒れ、チャンスを活かせず。
6回、高橋は4番・岡本、5番・坂本を打ち取るも2死から6番・佐々木に四球を与えた。さらに佐々木に盗塁を決められ、得点圏に走者を背負って迎えた7番・小林に左適時安打を放たれ、均衡を破る先制を許した。
高橋は6回111球を投げ抜き、4安打9奪三振1失点と粘り強い投球を披露し、マウンドを2番手・山本大貴(28)に託した。
終盤に入った7回、巨人の2番手・中川皓太(30)に対し、6番・長岡秀樹(22)が中安打で出塁すると続く7番・中村悠平(33)が送りバントを決め、1死二塁に。武岡龍世(22)の代打で打席に入った川端慎吾(36)は四球を選び、チャンスは拡大。ここで巨人は3番手・バルドナードがマウンドに上がった。迎えた代打起用の北村拓己(28)は空振り三振。2死一、二塁から1番・塩見も空振り三振に倒れ、あと1本が出ず。
8回には巨人の3番・門脇、4番・岡本に連打を浴び、坂本を遊ゴロに打ち取るも続く6番・佐々木の左犠飛で2点目を失った。
ヤクルト打線は8回、巨人の西舘勇陽(22)の前に三者凡退。
9回には4番手・宮川哲(28)が岸田行倫(27)に内野安打、1番・萩尾に四球を与えるなどで1死一、二塁とし2番・吉川にセンターへの適時三塁打を打ち込まれ、4点目を失った。続く3番・門脇にも適時打を放たれ、さらに1点を奪われ5ー0と大きく差を広げられた。
最終回の攻撃も巨人の5番手・ケラー(30)の投球に対し点差を埋められず。
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