■マスターズ2024 第1日(日本時間11~12日、米・ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC 7555ヤード・パー72)

ゴルフのメジャー今季初戦マスターズが11日(日本時間)に開幕。11年連続13回目の出場の松山英樹(32)は、1バーディー、5ボギーの4オーバー、日没サスペンデッドにより暫定75位タイで初日を終えた。もう一人の日本勢、初出場の久常涼(21)は1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー、85位タイでホールアウトした。

初日は悪天候に見舞われ当初の予定から2時間半遅れで始まったが、松山がスタートする頃には青空が広がった。それでも10m以上の強風が吹くコンディションに選手たちはスコアメイクに苦しんだ。

松山は5番まで何とかパーセーブを続けたが、6番180ヤードのパー3で15mのバーディトライをオーバー、返しのパーパットを決めきれず、初めてのボギーを叩く。さらに7番のセカンドショットは打った瞬間に右から突風が吹く不運もあり、バンカーに入れてしまい連続ボギー。2オーバーにスコアを落とし前半を終えた。

後半に入っても風は衰えず、松山は13番のセカンドショットをグリーン下の池に入れてしまい、このホールボギー。16番のパー3で初バーディを奪うが、上がり2ホールでもボギーを叩き、4オーバーの75位で1日目を終えた。

昨年9月のフランスオープンで優勝し、欧州ツアーで日本勢初の新人王となった久常は、特別招待を受けてのマスターズ初出場となった。2番のパー5で4m弱のパットを見事に沈め、初めてのオーガスタで初めてのバーディを奪う。しかし、その後3つのボギーを叩き、2オーバーで後半へ入る。

そして11番パー4の第2打は左の池に入れてしまうミスショット。アーメンコーナーの入口でダブルボギーを叩き、オーガスタの洗礼を浴びた。久常は16番と18番でもボギーでトータル6オーバーの暫定85位で1日目を終えた。

初日暫定トップには、20年全米オープン優勝のブライソン・デシャンボー(30、米国)。8バーディ、1ボギーの「65」で回り、7アンダーをマークした。1打差の2位には22年マスターズの覇者、スコッティ・シェフラー(27、米国)がつけている。

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