■MLB ダイヤモンドバックス 4ー8 ドジャース(日本時間30日、アリゾナ州フェニックス、チェイス・フィールド)

ドジャース・大谷翔平(29)が30日(日本時間)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点、今季13度目、5試合ぶりのマルチヒットをマーク、打率は.336から.341に。

前日29日(同)は3試合ぶりのノーヒット、その後、カナダ・トロントから約3000㎞移動し、アリゾナ州フェニックスに到着した大谷は9連戦最後のカードに「2番・DH」でスタメン。気温は32℃、湿度14%と空気が乾燥した状態。

ダイヤモンドバックスの先発は左腕のT.ヘンリー(26)。2023年7月1日(同)にスライダーを完璧に捉えて、メジャー最長飛距離となる493フィート(約150.3メートル)を放ったピッチャー。1回の第1打席、ヘンリーは長打を警戒し、外角中心の攻め、5球外角の球でフルカウントになると、6球目の外角低めのカーブ。大谷は体勢を崩されながらもファールにすると、7球目も同じく外角低めのカーブ、これをコンタクトスイングで合せるとセンター前へ。2試合ぶりのヒットを放った。

2対1とリードし、2回、1番・M.ベッツ(31)が四球で歩き、1死満塁と追加点のチャンスで迎えた第2打席。四球の後の1球目を狙ったが甘く入ってきたカーブをミスショット、引っ掛けてしまいセカンドゴロ併殺打。今季、大谷は満塁のチャンスでは4打数無安打。得点圏では35打数6安打で打率は.171となった。

5回の第3打席はダイヤモンドバックス2人目、またも左腕のA.サールフランク(26)と対戦となったが、外角攻めに手を出さず四球で出塁した。ここから1死満塁のチャンスを作ると5番・T.ヘルナンデス(31)が右中間へ2点タイムリーツーベース、ドジャースが追加点。さらに2死満塁で8番・A.パヘス(23)がダイヤモンドバックス3人目、元ヤクルトのS.マクガフ(34)からレフト線へ2点タイムリーと、この回4点を奪った。

6対4と2点差に詰め寄られた6回、先頭打者で迎えた第4打席、ダイヤモンドバックスは4人目、左腕のL.アレン(26)。ここも外角攻めで逃げていくスイーパーに合わせるだけのバッティングとなり、ショートゴロに倒れた。

7対4とリードした8回、無死一、二塁と得点圏での第5打席、再び左腕のアレンと対戦。1球目、この試合初めて内角低めにスイーパーが来たがファール。そして、2球目、外角高めのカットボールを逆らわずにレフト前へタイムリー。5試合ぶり、今季13度目のマルチヒットをマーク、得点圏でしっかり仕事をこなした。大谷は4打数2安打1打点で打率は.341に上がった。チームも両チーム合わせて15四死球の荒れた試合を制し、勝利を収めた。

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