長崎での試合にあわせ韓国やドイツなど4カ国6チームの17歳以下のサッカー選手が原爆資料館を訪れ、原爆や平和について学びました。

この日、長崎市の原爆資料館を訪れたのは、Jリーグが主催したU-17の国際大会に出場した選手やスタッフなどあわせて140人です。

選手たちは、被爆瓦や原爆投下後の長崎の街並みの写真などを約40分かけて見て回りました。

サンフレッチェ広島F.C(DF)林 詢大 選手
「被爆者の写真は、いま生活している上ではとても想像できない。広島と違うこともたくさんあって、広島では感じられないものを感じられた」

原爆資料館を見学したのは、東京ヴェルディやサンフレッチェ広島F.Cの2つのユースチームに加え、韓国やドイツ、それにガーナから来た若いサッカー選手たちです。

12月17日から21日まで長崎市のピーススタジアムなどで開催された「Jリーグユースインターナショナルカップ」への出場と合わせて、原爆資料館の見学が組み込まれました。

Jリーグ育成部 守田 弘史さん
「平和な日常を過ごしてきていると思うが、その価値をそれぞれがどう感じるのか、考えるきっかけになれば」

予定では、原爆資料館を見るだけでしたが・・・

ガーナ代表(DF)イッサ・コネ選手
「人生が爆弾で失われたことは信じられない。平和が大事だと思った」

被爆の実相に触れ、強く心を動かされたというガーナの選手の発案で、選手たちは、予定にはなかった平和公園に向かいました。

「長崎での大会の時には、平和の価値についてみんなと学べれば」と話す選手もいたということです。

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