■令和6年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会 男子決勝(22日、Asueアリーナ大阪)

バレーボールの日本一決定戦、全日本選手権の決勝は、移籍1年目の髙橋藍(23)を擁するサントリーサンバーズ大阪が、日本代表の西田有志(24)所属の大阪ブルテオンを3-0のストレートで下し、13大会ぶり2度目の優勝を果たした。

大阪同士の対戦となった決勝。第1セットはサントリーが序盤の5連続ポイントでリードすると、中盤も相手のミスを誘うなど16-8とダブルスコアに。髙橋の技ありのプレー、サーブからのブレイクで得点を重ね、25-12と圧倒した。

勢いに乗りたいサントリーだが、第2セットはブルテオンの西田が気迫あふれるブロックで応戦するなど、一進一退の攻防が続く。7-7からブルテオンが徐々にリードを広げ、西田が髙橋のブロックをかわすスパイクを決めるなど、得点を重ねた。さらにロペス・ミゲル(27)が高い打点からのスパイクでリードを広げた。しかし、サントリーは16-20から4連続ポイントで20-20に追いつくと、P.ムセルスキー(36)のブロックで5連続ポイント。最後はA.シリフカ(29)のサービスエース、逆転で第2セットも奪った。

第3セット、お互い一歩も引かない展開で迎えた9-9からサントリーは髙橋のサーブから繋いでチャンスを作ると最後はムセルスキーが決めて、ブルテオンからリードを奪った。11-10からサントリーは4連続ポイント。流れに乗れないブルテオンは細かいミスが出てしまった。サントリーは流れを止められてもムセルスキーが一回で相手の攻撃を切っていった。

最後は髙橋のサーブを拾われたが、髙橋がバックアタックと見せかけて、ムセルスキーに合わせる攻撃、これをしっかり決めて、サントリーが大阪ブルテオンを3-0のストレートで下し、13大会ぶり2度目の優勝を果たした。

優勝を決めたサントリーの髙橋は、優勝後のインタビューで「ありがとございまーーーーーす」と大声をあげた。「初めからエンジン全開でやっていった。この天皇杯の優勝が目標だったので自分の役割を果たせた」と笑顔を見せた。

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