長野東高校(長野)の女子駅伝部が、12月22日に京都市で開催される全国高校駅伝に18年連続18回目の出場を果たす。チームは「メダル獲得」を目標に掲げ、川上南海選手と今井玲那選手の2人の1年生の活躍にも期待がかかる。特に今井選手は地震で被害を受けた石川県能登半島の出身で、「被災地を元気づけたい」という思いを胸に臨む。21日にオーダーが発表され、チームの意気込みが高まっている。

■1年生2人が予選で区間新記録

長野東は今年の県予選で1時間9分2秒の歴代2位のタイムで優勝した。チームを引っ張るのは1年生の川上選手と今井選手だ。二人は切磋琢磨して実力を伸ばし、県予選ではともに区間新記録を出した。

11月の東日本女子駅伝に県代表として出場し、川上選手は2区、今井選手は6区でそれぞれ区間賞を獲得。初の都大路でも好走が期待される。

川上選手は「中学生の時から憧れていた舞台だったので、自分の力を出し切って、2人でメダル獲得に向けて貢献しようねって高めあっている」と意気込む。


■被災地に勇気を与えたい

今井選手は2024年元日に地震で大きな被害が出た石川県能登半島の出身だ。「駅伝を走って、自分の地元の方々にも勇気を与えられるようになりたい」と話す。

■優勝争いを演じたい

横打史雄監督は「(都大路は)非常に強いチームがそろっているので、肩を並べて走れるレース展開を期待したい」と語る。

チームの目標は「メダル獲得」。2022年の初優勝時のように、常に上位でレースを展開し、優勝争いを演じたいとしている。

窪田舞主将は「優勝争いをするイメージをしっかり作っている。最後の都大路なので、いつもお世話になっている方々に恩返しの走りができれば」と決意を語った。

都大路を駆ける全国高校駅伝は12月22日(日)、京都市で行われる。


■オーダーリスト

【オーダーリスト】
女子 21.0975km 5区間
1区(6km) 真柴愛里選手(2年)
2区(4.0975km) 川上南海選手(1年)
3区(3km) 窪田舞選手(3年)
4区(3km) 今井玲那選手(1年)
5区(5km) 田畑陽菜選手(2年)

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