県内初のプロバスケットボールチーム「福井ブローウィンズ」の活躍を伝える「ウィークリーブローウィンズ」。28日、B2昇格をかけた大一番に臨んだブローウィンズは、逆転に次ぐ逆転でハラハラドキドキの激闘でした。
          
プレーオフ準決勝。勝てばB2昇格が決まる28日の一戦。相手はレギュラーシーズン5位の徳島です。過去最多となる3900人余りの観客が詰めかけました。
 
ボールを奪うと、ボイドが1人でシュートまで持っていきます。相手の守りを翻弄したブローウィンズが序盤をリードします。一方、後がない徳島も猛攻を仕掛けます。
 
第2クォーターでブローウィンズは逆転を許します。前半終了間際、ベテラン長谷川が得点を奪い、逆転に成功。前半を2点リードで折り返します。
 
後半も徳島の攻撃は止まらず。立て続けにシュートが決まります。第4クォーターで、ブローウィンズが10点を追いかける展開に。試合の流れを変えたのはボイド選でした。ボイドがボールを持って3ポイント。連続3ポイントで差を詰めます。残り1分23秒で同点に追いつきました。
 
攻撃に火がついたブローウィンズ。ボイドがディフェンスをひきつけると、レギュラーシーズンMVPの細谷が決め、一気に6点差となりB2昇格が大きく近づきます。
 
そして、歓喜の瞬間が― 96対86で徳島ガンバロウズに勝利し、チーム発足1年目でのB2昇格を決めました。

試合終了後、伊佐ヘッドコーチが観客を前に喜びを語りました。
伊佐 勉ヘッドコーチ:
「きょうは4000人ほど来ていますが、5000人、6000人と絶対に来ると思います。素晴らしい県です。来週、優勝できるように頑張りましょう。ありがとうございました」

細谷将司選手:
「来週また試合があるので、優勝するためにしっかりと準備したいと思います」

B3参戦1年目でのB2昇格を決めましたが、まだ戦いは続きます。次の決勝でB3リーグ”真の優勝チーム”が決まります。ブローウィンズの決勝の相手は、シーズン3位の鹿児島。5月4日から越前市アイシンスポーツアリーナで始まり、先に2勝した方の優勝です。

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