1月5日に開幕する春の高校バレー全国大会。新潟県予選を勝ち上がった女子・長岡商業と男子・東京学館のチームの特長を紹介します!

■女子・長岡商業 1・2年生の成長がチームの成長に

11月3日に行われた春高バレー県予選の決勝。女子の代表権をつかみ取ったのは、2年連続の出場となる長岡商業です。

【長岡商業3年 加納理美 主将】
「夏からずっと苦しかったが、崖っぷちを最高に楽しめた」

選手が口にしていたのは『崖っぷち』。このスローガンが生まれたきっかけは今年6月の県高校総体でした。

第一シードで臨んだ決勝で1・2年生チームの新発田商業を相手にフルセットの末に敗れ…県の頂点に返り咲くために『崖っぷち』をスローガンに練習に励んできたほか、関西へ遠征に行った際には…

【長岡商業3年 加納理美 主将】
「東尋坊で崖っぷちを楽しんできた」

福井県にある有名な崖・東尋坊に立ち寄り、実際に『崖っぷち』を体感。

【長岡商業3年 森山来実 選手】
「崖っぷちを経験することで、フルセットを全員が覚悟をして試合に臨めた。そういう気持ちだったからこそ、最後までしっかり戦いきれたと思う」

春高予選では見事リベンジを果たした長岡商業。

決勝でチーム最多となる17本のスパイクを決め、攻撃でチームを引っ張った森山選手は1・2年生の成長がチームの成長につながったと話します。

【長岡商業3年 森山来実 選手】
「信頼感を築かないといけないと思っていたので、学年関係なく意見を言い合ったりすることでチームとしてもよくなっていけた」

特に大きく実力を伸ばしたのが2年生の横尾選手。県高校総体後にリベロからアタッカーに転向し、得点源の一人として活躍しました。

【長岡商業2年 横尾優希菜 選手】
「スパイカーとして気持ちの面で最後決めきるというところ、技術的なところでは、打つだけにならないで、フェイント・後出しという技術も3年生から教えていただいた」

全国大会の舞台で伝統のコンビバレーを展開するためにも、攻撃の選択肢を増やせるかが勝ち上がるためのポイントとなります。

【長岡商業3年 森山来実 選手】
「コンビバレーとしても全国の相手に通用するようなプレーを全員で磨いていきたい」

【長岡商業3年 加納理美 主将】
「新潟県代表として1試合でも多く試合をして、この仲間と応援してくださっている方々のためにも絶対に勝ちをつかみ取りたい」

■男子・東京学館新潟 去年のベスト16を超えベスト4へ

男子代表の東京学館新潟も2年連続の春高へ!初戦の相手は鳥取中央育英に決まり、相手を意識した練習も行っています。

【東京学館新潟 渡辺健太郎 監督】
「アタッカーも分かりやすく、インナーだったり、長いところだったり、お前たちがフォームで見せてあげて、レシーブするように」

【東京学館新潟3年 相田悠一郎 主将】
「高い打点から打ってくるスパイクも増えてくると思うので、そういう攻撃にも慣れるという面で、台を使った練習が必要」

鳥取中央育英は、8年連続8回目の出場と全国大会の常連ですが…

【東京学館新潟3年 澤田一毅 選手】
「自分たちも去年、春高に出ているし、会場の雰囲気は自分たちも慣れていると思う」

前回の春高全国大会で県勢の男子としては8年ぶりのベスト16に進出した学館。

当時2年生ながら主力として試合に出場していたメンバー4人が来年1月の大舞台でも実力を発揮できるかどうかが勝ち上がるうえでの大きなポイントとなります。

【東京学館新潟3年 坪谷陽向 選手】
「去年の成績を超えようと今年始まったので、絶対に超えられるようにしたい」

その中でも、人一倍強い思いを抱くのがアタッカーの齋藤です。実はこの春…

【東京学館新潟3年 齋藤寿明 選手】
「じん帯の捻挫で3カ月くらい動けなかった」

ケガで県高校総体を欠場。仲間に支えてもらいながら臨んだ県予選の決勝では…

【実況】
「レセプションかえって齋藤!最後は齋藤が決めてみせました」

【東京学館新潟3年 齋藤寿明 選手】
「最後に恩返しをしたいという思いで打ち込んだ。チームを鼓舞して、苦しいときに点がとれるエースになりたい」

セッターの相田が齋藤・坪谷・澤田の攻撃陣3人を使い分けてコンビバレーを展開する学館。

【東京学館新潟3年 相田悠一郎 主将】
秒「ひとりひとりを見ても全国に通用する選手だと思うし、自分の使い方次第で光ってくる部分もあると思う」

【東京学館新潟3年 澤田一毅 選手】
「自分の持ち味のクイックを相田にいかしてもらって、粘り強いバレーで勝ち上がれるようにしたい」

まず目指すのは、2007年に上り詰めた学館の最高成績であるベスト4です。

【東京学館新潟3年 相田悠一郎 主将】
「落とせる試合はないので、絶対に勝てるように一戦一戦やってきたことを出せるようにしていきたい」

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