バドミントンの年間王者を決めるワールドツアーファイナルズの各種目決勝が日本時間15日に中国・杭州市で行われた。
日本勢で唯一決勝に進んだ女子ダブルス。パリオリンピック™で銅メダルを獲得した志田千陽(27、再春館製薬所)、松山奈未(26、再春館製薬所)ペアが世界ランク2位の韓国ペア、イ・ソヒ(30)とペク・ハナ(24)と対戦し、0―2で敗れた。
これまでの対戦成績は2勝9敗と分が悪い相手。第1ゲーム、出だしで3連続ポイントを許し、追いかける展開となった。シダマツペアが4点ビハインドの5-9の場面から連続得点、97回のラリーを制し9-9の同点。その後は、100回を越えるラリーをそれぞれ制すなど競り合い終盤へ。韓国ペアに先にゲームポイントを奪われると124回のラリーを志田がネットにかけ19-21で先取された。
コートチェンジした第2ゲームは、韓国ペアの堅いディフェンスや強打に苦戦し8-11で折り返した。中盤では160回のラリーを奪われ、徐々に流れは相手に。シダマツは持ち味のスピードで挽回したいところだが、大事な場面でサーブミスがでるなど厳しい状況。そのまま振り切られ14-21で敗れ、2018年の髙橋礼華、松友美佐紀ペア以来の優勝はならなかった。
シダマツペアはこれまでツアーファイナルズに2回出場し、前回大会は銅メダル、21年大会は銀メダルを獲得した。
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