■MLBウインターミーティング(日本時間12日、テキサス州・ダラス)

MLBの関係者が集まるウインターミーティングは、日本時間12日に最終日を迎えた。

ポスティングでメジャーに挑戦する佐々木朗希(23)は現在、アメリカにおり2週間ほど滞在予定。トレーニングをしながらオファーのあった球団と面談し、プレゼンを聞くスケジュールと見られている。

大リーグ公式サイトの看板記者、マーク・フェインサント氏は、ドジャース入りが有力視されている佐々木について「そうは思わないね」と笑顔で否定し、「(大谷)翔平がいて山本(由伸)がいるから、その点がアピールポイントかもしれないけれど、パドレスも忘れてはいけないと思うよ。パドレスとドジャースが最有力と言われているが、誰も分からないよ」と話した。

フェインサント氏自身はパドレスと予想。「パドレスは良いチームだし、ダルビッシュ(有)を尊敬しているし、良い関係を築いていると聞いた。佐々木の性格を知らないが、もしかしたら、(ドジャースに行ったら)大谷や山本の影に隠れる(佐々木の存在が薄くなる)、彼らを打ち負かしたいと思うかもしれないだろ。パドレスに行くと、ライバル同士の関係がもっと面白くなるだろうね」と持論を語った。

パドレス、カブス、メッツ、ヤンキース、マリナーズ、レイズなども交渉を進めると見られている佐々木。クリスマス頃に一旦日本に戻り、年明けに数チームに絞り再渡米、最終決断の上、1月20日前後に発表すると見られている。佐々木はどの球団と、どんな契約を結ぶのか、“令和の怪物”から目が話せない。

また、今オフに海外FA権を行使しメジャー挑戦を表明した菅野智之(35)については、現状でジャイアンツとパドレスがリストアップ。「名前は知っている」と口にしたフェインサント氏。「FA、トレード、両方のマーケットで沢山のピッチャーがいて、ビッグネームのピッチャーもいる。バーンズやその他の大物ピッチャーが決まった後に、彼ももっと注目を浴びるのではないか」と予想した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。