■MLBウインターミーティング(日本時間11日、テキサス州・ダラス)
MLBの関係者が集まるウインターミーティングも日本時間11日に2日目を迎えた。この日もポスティングでメジャー挑戦する佐々木朗希(23)の話題が上がった。
去年、FAで大谷翔平(30)、ポスティングで山本由伸(26)を逃したヤンキース・A.ブーン監督(51)は「彼がどんな選手か知っている。だから私なりに、この選手について自分なりの文脈を持っている。ピンストライプのニューヨークほど、それをするのに適した場所はないと思う。最高の場所だと思う。そして、彼の成長だけでなく、メジャーリーグの先発投手を支配する可能性のある選手について話していることは明らかだと思う」とラブコールを送った。
レイズのK.キャッシュ監督(47)は「超優秀な投手。超優秀な選手。ワールド・ベースボール・クラシックでは、世界にその名を轟かせた。彼のベストを祈っている。彼が今後どうなるのか、楽しみに待っている」と各球団争奪戦となっている。
その中、佐々木の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(54)が取材対応した。話が来ている球団については「たくさんだ。30チームではないが、20チーム以上だ」とコメント。
今後の佐々木については「幾つかのチームとのミーティングをセットアップする。ロウキは公平で、オープンな心で臨み、みんなにチャンスを与え、話を聞きたいと願っている。何人かのWBCのチームメイトとも話す」と日本人選手も動き出すと語った。
「このプロセスの珍しい部分は山本、千賀の場合は契約交渉であり、契約に関してが議論の大部分を占めていた。ただ、今回は金額は最後の部分に過ぎない。なぜなら、ほとんどの場合、金額は基本的に同じだからだ」と口にし、「すべてのチームが彼を欲しがっていて、支払う余裕があるが、私たちが選ぶことができる。ロウキは自分が行きたいところを選べる。どのチームにも(金銭的な)余裕があり、文字通り選手が自分の好きなチームを選べるような状況は今まで経験したことがない」と今までにない交渉になると口にした。
佐々木の様子については「ようやく(アメリカに)来ることができてホッとしていると同時に、すべてのチームから連絡が来るのを楽しみにしているそうだ。早く終え、早く出発したがっている。チームで活動を始めたいが、プロセスを経なければならないこともわかっている」と語った。
この代理人の取材を受けて『USA TODAY』の ボブ・ナイチンゲール記者は「ジョエル・ウルフが言うようにインターナショナルプールだからお金は関係ない。有力はドジャース。彼らは常に優勝候補だ。他に行くとすればサンディエゴ・パドレスしかないと思う」と2球団に絞った。
「僕の予想だ。カリフォルニアは西海岸、それは大きなアドバンテージだ。球場も気候もいい。だから多くの日本人選手はドジャースやパドレスに行く」と話した。
佐々木の起用法は「彼は23歳でポテンシャルがある。みんなが山本や大谷よりいいものを持っていると思っている。彼のコストは500万ドル(約7億5000万円)から700万ドル(約10億6000万円)だから、怪我をしても登板できなくても大したことはない。3億ドル(約455億円)を投資するのとは訳が違う。誰もローテーションを守ることなど考慮しないと思う」と言い切った。
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