来年1月2日、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走のトークバトルが10日、都内で行われた。“大学駅伝三冠”(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)を狙う国学院大の前田康弘監督(46)、2年連続8度目の優勝を狙う青山学院大の原晋監督(57)などが顔をそろえた。

右から今年の上位チームの順番で並んだ席順となったトークバトル、国学院大の前田監督は「2年連続(出席)ですけど緊張します。(去年の上位チームのいる)右側から凄い圧を感じます」と口にした。

箱根駅伝の目標と戦い方を聞かれると、青山学院大の原監督は「総合優勝を目指していきたいと思っております。前半から攻めのレースをして、主力級を並べていきたいと思います」と話し、「多くの仲間とあいたい、ファンのみなさん、スポンサーの皆さんにお世話になりました。みなさんと喜びに満ちあふれたいなと。(照れる)そして、ラブというキーワードもございまして、愛する皆様、愛する箱根へ、そこにあいたい(笑)名づけまして“あいたいね大作戦“、こじつけるのも大変なんですよみなさん、この気持ちわかってください(笑)」と記者会見で話した恒例の作戦名を照れながら発表した。

“大学駅伝三冠”を狙う国学院の前田監督は「先手必勝と原さんから出ている通り、往路はですね、どうなるか分かりません。みなさんエース級を並べますから。ですから私もそこはしっかり粘り、後半勝負に持っていきたい」とコメント。

そして、「5区・平林で攻撃します」と今年2月の大阪マラソンで初マラソン日本記録の2時間6分18秒をマークし、東京2025世界陸上の参加標準記録を切って代表入りに大きく前進したエース・平林清澄(21)の起用法まで口にした。

これには青学・原監督は「マジっすか?」と驚き、早くも指揮官同士の戦いが始まっていた。さらに原監督は前田監督に「4年生の佐藤快成くんも上りが得意だから」と突っ込みをいれると前田監督は「上り行けますし、復路行けますからね。絶好調なので」と返答。

原監督は「え!!僕は佐藤快成くんを高校時代からスカウトしていて上りが得意な子と聞いていたので、ずっと故障で外れていたので。今回、絶好調と聞いて」とまたも驚いていた。

そして、青山学院大のメンバーの話しになり、原監督は「名言でね。箱根の山にね、(黒田)朝日を登らせたいのは本音ではあるんですけど。5区で(黒田)朝日を登らせたいんですけど、やっぱり2区ですよ」と話すと会場から拍手が沸き起こった。さらに原監督は「2区で区間賞を獲った暁には大阪マラソンにチャレンジさせます」と宣言した。

※写真は左から青山学院大・原晋監督、国学院大・前田康弘監督

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