バドミントンのS/Jリーグに参戦している広島ガス。今シーズンの初勝利をかけて富山に乗り込み第3戦を戦いました。
8日(日)に富山県高岡市で行われた第3戦の相手は、プレンティー・グローバル・リンクス。S/Jリーグは12チームが2つのリーグに分かれダブルス・シングルス・ダブルスの3試合、総当たりで争います。会場には緑のしゃもじと選手のサイン入りのしゃもじが用意され、中川社長をはじめ、およそ20人が応援に駆けつけました。
開幕戦で広島ガスは四強の一角、格上のヨネックスに対し、近藤七帆があと1点とれば勝ちという状況まで追い込みますが、惜しくも敗戦。
1点の重みを感じたという下田菜都美監督、その気持ちを胸にこの試合に臨みます。
第1ダブルス、必勝を期して下田監督が起用したのは山藤千彩・志波寿奈のエースペア。日本ランキングを16位まで上げてきた成長株のペアですが、格下相手に逆に緊張したのか、相手のペースに飲まれ最後はミスを連発。2セットを連取され、まさかの敗戦。
下田奈都美監督「絶対勝たなければいけない相手に対して萎縮してしまったことが敗因の一つかなと思っています」
後がなくなったシングルスは、ランキングをあげてきた近藤七帆。
近藤七帆「自分がとらないと負けるっていう状況で、すごい緊張だったりもあったんですけど」
序盤こそ、接戦になりますが、落ち着いてシャトルを散らし、連続ポイントで相手を一蹴、一気に第1セットを奪います。
第2セットも危なげなく相手を左右に振って翻弄し、次々と得点、貫禄を見せて2セットを連取し1勝1敗のタイに持ち込みます。
近藤七帆「ヨネックス戦で悔しい思いをしたので、しっかり自分で取って、チームに良い流れを持って行けるようにと思って全力で頑張りました」
第2ダブルスはチーム最年長のキャプテン、小田菜摘と若い新見桃芭のペア。第1セットは相手の強打に苦しみながらも、小田が意地の強打を打ち返し、モノにします。続く第2セットは逆に取り返され、勝負は第3セットへ。粘り強い攻防で一進一退の大接戦となります。しかし、先に相手にマッチポイントを握られ、絶体絶命のピンチに…。
小田菜摘主将「でもここは踏ん張らないと簡単に負けるわけにはいかないので、そこは一つ開き直って」
粘り強くレシーブを返すと相手のミスを誘い、3連続ポイントで逆転。マッチポイントを迎えます。最後は相手のスマッシュがネットにかかり見事な逆転勝ち。今シーズンのリーグ初勝利をあげました。
新見桃芭「絶対にミスしないって、気持ちでとにかく我慢してラリーするってことを最後の場面ではすごく考えてやってました」
下田菜都美監督「しっかり勝つことが出来て、また来週に繋げることできたことはホントに良かったなと思います」
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