サッカーJ3の松本山雅はJ2昇格をかけた富山との一戦で、あと一歩のところで昇格を逃す無念の結果となりました。

(記者リポート)
「遠い富山の地にも、J2昇格の喜びをともに分かち合おうと多くのサポーターが訪れています」

12月7日に行われたJ2昇格プレーオフ決勝。アウェイにもかかわらず約4000人の山雅サポーターが駆け付けました。

山雅サポーター:
「もう勝つだけです、きょうは。われわれの力で選手の背中を押す、それだけです」

子どもたち:
「絶対勝って昇格!One Soul!」

松本大学のパブリックビューイング会場でも約140人が声援を送りました。

相手はリーグ3位の富山。山雅が昇格するためには「勝利」が絶対条件です。

試合が動いたのは前半18分。ゴール前でパスを受けた安永が先制点を決めます。

さらに前半26分のコーナーキック。樋口が頭で合わせ、貴重な追加点をあげます。

前半を2対0で終え、昇格への期待感が高まります。

山雅サポーター:
「まだ安心できないので、ここからもう1点2点と頑張ってもらいたい」

このままリードを守りたいところでしたが後半35分。

富山に1点を返されます。

さらに、後半アディショナルタイムにもー。

手中におさめかけていた4年ぶりのJ2昇格を逃しました。

山雅サポーター:
「いけるとは思ったけど最後の最後2点取られたっていうのは実力がないってことかな」
「すごくいい雰囲気だったので悔しい。来年こそは絶対J2上がってほしい」
「前半にもう1点入れてれば後半にも。2点はやっぱり安心できないですよね、悔しいし、何も言えない」

松本山雅FC・樋口大輝 選手(塩尻市出身):
「1年間通してこの順位にいることが、山雅のいるべきところではないと思うし、本来は自動昇格を目指していたので、1年間のほころびが出たのかなと」

松本山雅FC・霜田正浩 監督:
「松本山雅を応援してくれているすべての皆さんに昇格という結果を届けたかったので、ただひたすら残念で悔しくて申し訳ない気持ちでいっぱいです」

あと一歩で逃したJ2昇格。悔しさを胸に来シーズンを迎えます。

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