日本陸連は4日、今年活躍した選手を表彰する「日本陸連 アスレティックス・アワード2024」の各受賞者を発表し、「アスリート・オブ・イヤー」にパリオリンピック™女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(26、JAL)が2年連続で選ばれた。
2年連続の受賞は2011・2012年の室伏広治以来、11年ぶりで女子では初となった。
北口は日本勢としては五輪の女子フィールド種目で、史上初となる金メダルの快挙を達成。ダイヤモンドリーグファイナルでも日本選手初の2連覇を果たすなど、“世界女王”にふさわしい活躍をみせた。
また、優秀選手賞に男子110mハードルで、日本勢として五輪初の決勝に進出した村竹ラシッド(22、JAL)、男子走高跳で日本勢として88年ぶりの五輪入賞を果たした赤松諒一(29、SEIBU PRINCE)、35km競歩で初の世界記録保持者となった川野将虎(26、旭化成)が選出された。
新人賞は800mで日本記録を樹立した高校生の落合晃(18、滋賀学園高校)、久保凛(16、東大阪大敬愛高校)が獲得した。
表彰式は12月19日に行われる。
【アスレティックス・アワード2024 受賞者一覧】
■アスリート・オブ・ザ・イヤー
◆北口榛花(26、JAL)
五輪で日本の女子フィールド種目で、史上初の快挙となる金メダルを獲得し、ダイヤモンドリーグ・ファイナルでも2連覇を果たした。
■優秀選手賞
◆村竹ラシッド(22、JAL)
パリ五輪の男子110mハードルで、日本勢として初めて五輪の決勝に進出。5位入賞は、男子短距離個人種目としても、日本勢過去最高。
◆赤松諒一(29、SEIBU PRINCE)
五輪の男子走高跳で、日本勢として88年ぶりの入賞。同種目の日本男子の五輪最高記録を更新した。
◆川野将虎(26、旭化成)
35km競歩で初の世界記録保持者となった。
■新人賞 ※東京運動記者クラブ選出/日本陸連選出ともに下記競技者が受賞
◆落合晃(18、滋賀学園高校)
リマU20世界陸上男子800m銅メダル、ドバイU20アジア陸上男子800m金メダル、日本選手権男子800m優勝。インターハイで男子800mの日本記録(1分44秒80)を樹立、 同種目のU20日本記録も今季3度更新。
◆久保凛(16、東大阪大敬愛高校)
リマU20世界陸上女子800m6位入賞、日本選手権女子800m優勝。女子800mの日本記録及びU20日本記録、U18日本記録(1分59秒93)を樹立、 U18日本記録は、今季3度更新。
■特別賞
◆福島テレビ(東日本女子駅伝)
40年にわたり開催された東日本女子駅伝で、中学生からトップランナーまでがたすきをつなぐ11月の福島の風物詩の大会開催に尽力。11月10 日の第39回大会の開催をもってその歴史に幕を下ろした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。