今シーズン、ノーヒットノーランを達成した広島カープの 大瀬良大地 投手が3日、契約更改交渉に臨みました。

3年契約の最終年となったことしは、右ひじの手術明けでしたが、「プロ11年目で一番元気で不安なくやれた」と開幕からローテーションを守り、自己最高の防御率1点台をマークしました。

試合25 回155 勝6 敗6 防御率1.86

広島カープ 大瀬良大地 投手
「ことし1年のがんばりでそのまま終わってしまうのか、もうひと踏ん張りして、まだがんばれるぞって思える年になるのかという境目だったと思っていますので、そういった意味ではしっかりと1年間、まずはローテーションを守って、防御率とかでいうとキャリアハイでしたし、そのへんに関しては充実した1年になったかなと思います」

勝ち星は6つにとどまりましたが、25試合中、16試合でチームが勝利した点などが評価され、年俸は2000万円アップの推定2億円。2年契約で出来高も含め総額5億円でサインしました。

大瀬良大地 投手
「(球団からは)『これからもまた引っ張っていってくれそうな姿を見ることができてよかった』と言ってもらえて、非常に…。手術をさせてもらった身なんですけど、昨年も言い訳をできない体にしてというというふうなところからスタートして、なんとかそういう姿を、いい姿を見せることができてよかったなというふうに感じました」

野村祐輔 投手が引退し、34歳となる来シーズンはピッチャーでは最年長となる大瀬良投手。その自覚を持ってチームを引っ張りつつ、白星にこだわります。

大瀬良大地 投手
「2けた、まずは勝ちたいですし、ほかのイニング(数)だったり、防御率だってそうですし、もっともっといい数字を残したいなと思います」

また、リリーフとして活躍した左腕の 塹江敦哉 投手も契約を更改。10年目の今シーズンは “腕を下げたフォーム” に変更し、再ブレーク。登板数53、防御率1.58といずれもキャリアハイの成績を残し、1900万円アップの推定4000万円でサインをしました。

試合53 勝2 敗0 H16 防御率1.58

広島カープ 塹江敦哉 投手
「自分の心の中では70試合ぐらいは投げたいって思っていたんですけど、それには届かず、防御率も数字的にはかなり見栄えがよくなっていますけど、中身的にはまあ、もうちょっとかなっていうふうには思っているので。チームの優勝を目指していくところは、もちろん自分も感じていますし、その中でなかなか自分がいないと、うん、素直に喜べないと思うので、そういう優勝の輪の中にしっかり入っていけるように春からしっかりアピールしてがんばりたいと思っています」

― 来季は何試合投げたいか?
「そうですね。100試合ぐらい、投げたいです」

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