高知ユナイテッドSCは12月1日、香川県丸亀市でJ3入れ替え戦1戦目に臨み、Y.S.C.C横浜と1対1で引き分けました。
《試合後の吉本岳史監督の話》
地元高知で開催できなかったのはいろんな事情があって残念だったんですけど、我々のサッカー、こういうしびれるゲームをやれたことは非常に良かった。早い段階でゴールを決められて目が覚めたかな、というゲームでした。もっともっと選手自身がストロングを出せるような状況をつくってあげたいと思いました。
この決戦の前に選手に言ったのは、引き分けでも非常にプラスになるんじゃないかと。我々はチャレンジャーで(格上の相手に)どれだけ立ち向かっていけるかというメンタリティのところでは、非常に良い引き分けになった。
今シーズン、リーグ戦からも含めてクロスからの失点が途中から増えてきたので、毎週必ず何回かクロスの対応を練習しているんですけど、やはりY.S.さん上手ですね。クロスの質だったり、中に入ってくるタイミングは我々のウィークのところをうまくつかれたと思います。
ただ(前半5分という)早い段階の失点だったので落ち着いてプレイすればなんとかなると思ってたんですけど、うまく前半の 33 分に良い同点ゴール につながった。
(試合後に選手に話したことは)楽しいシチュエーション、自分たちで作ったね、と。なかなか味わえない緊張感のある中で、うまくいかない時にどれだけ成長できるかを考えてプレイしてくださいという話で送り出したので、サッカーの醍醐味、どっちに転ぶかわからないゲームをつくり出せた、そういうのを大事にしていかないと、と話しました。
(香川での開催だったが)びっくりすることに朝1人でホテルの前を歩いていたら「監督ですよね?」と声をかけてくれるような人が増えたのは非常にうれしいことですし、背中を押してくれた。今日たくさんの方々に来てもらって選手のプレーを後押ししてくれたと思います。
僕が指導した選手もわざわざ山口から来てくれたり、福岡から来てくれたりと、応援されているんだなというのは非常に感じました。J3に上がったら、こういう環境を日々、みんなで感じられる、たくさんの高知県民、四国の方々と分かち合えるんだなということで、何がなんでも上がりたいな、という気持ちに繋がりました。
(2戦目は)いつもと変わらず大事な一試合にしていきたい。この試合だからこんなことやります、というよりは、この12 カ月積み上げてきたことをどれだけやれるか、その中で良い結果が持ち帰れれば。
アウェーになるんですけど、暖かい声援、選手が込み上げるような声援をかけてほしいと思います。ぜひ横浜まで来てください。お願いします。
(三ツ沢球技場という)Jで使用している会場でやれることで勝手にモチベーション上がると思うので。ましてや三ツ沢なんて最高の環境じゃないですか。最高の環境でやれるので、選手もポジティブですし、チームにとってもポジティブだなという考えでいます。大事な、自分たちの人生が変わる一戦にしていきたい。
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