スタートから2時間22分でゴールした鈴木智選手が第38回大会の王者となったNAHAマラソン。
午後3時15分に、最後の関門、奥武山陸上競技場第2ゲートが閉められ、今年もぎりぎりのタイムでくぐり抜けて笑顔でフィニッシュゲートにたどり着いたジョガー、涙を飲んだジョガーの明暗分かれるドラマがありました。
あと20メートルで倒れ込むジョガー 抱えられて競技場へ
閉門まで残り1分を切り、腕を組んで態勢を整える係員たちの横を、間一髪間に合ったジョガーたちが通り過ぎていきます。
すると残り30秒を切った時点で、ゲートの前で倒れ込む男性の姿が。外国人とみられるジョガーとパンダのコスプレをしたランナーがサポートし、なんとかゲートを通過する光景がありました。
そして残り10秒、最後のカーブに「視覚障がい」のビブスを着けたジョガーと伴走者の姿が見えてくると、ゲートの前であとひと頑張りを呼びかけていたジョガーがそばにつき、残り数秒のタイミングでぎりぎりゲートをくぐりました。
感動的な光景のすぐあとに「鉄のゲート」が閉まると、あと一歩のところでリタイアとなり茫然と立ち尽くすジョガーたち。
ゲートにしがみついて膝から崩れ落ちたり、第1回大会からの連続完走者の栄誉あるナンバーカードを着けて、涙を浮かべるベテランジョガーの姿もありました。
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