おととし、県立大津高校サッカー部で男子部員が上級生から全裸で土下座するよう強要されたとされる問題をめぐり、新たな展開です。
被害を受けた元部員の男性が当時の上級生2人に対し合わせて440万円の損害賠償を求める裁判を起こしていたことが分かりました。
訴えを起こしているのは、県立大津高校サッカー部の元部員の男性です。
訴状によりますと、男性は高校1年生だったおととし1月、遠征先の宿泊施設で上級生1人から「俺のあだ名を言っているようだが?」などと言われ否定したところ、上級生が土下座して謝罪するよう要求。
さらに別の上級生が裸になるよう強要し、他の部員にその様子をスマートフォンで撮影するよう指示したということです。
男性は「精神的に不安定となり、転校を余儀なくされた」などとして元上級生2人に対し、合わせて440万円の損害賠償を求め提訴。
12月4日に熊本地裁で初弁論が開かれる予定です。
この問題をめぐって元上級生2人は強要罪で起訴されていて、11月1日の初公判で「全裸で土下座をするよう強要していない」と、いずれも無罪を主張しています。
また、熊本県教育委員会が『重大事態』と認定し、今年1月には第三者委員会を設置。現在も調査が続けられています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。