■バレーボール男子 全日本インカレ3回戦 専修vs中央(28日、東京体育館)
大学No.1を決める全日本インカレ男子3回戦が28日に東京体育館で行われた。パリオリンピック™日本代表の甲斐優斗(21)を擁する専修大学が関東秋季リーグで敗れた中央大学にフルセット(25-21、25-19、22-25、23-25、18-16)で破り、ベスト8進出を決めた。
第1セット序盤から専修大は甲斐を中心に得点を重ねる。身長200㎝の高い打点を活かした鋭いスパイクや強烈なバックアタックなどエースの存在感を発揮。最後も甲斐のバックアタックが決まり、25-21で第1セットを先取。つづく第2セットも甲斐が躍動。25-19で専修が取り、ベスト8に王手をかける。
しかし、第3セット以降、流れが一変。中央大の粘りのプレーに苦しめられ、甲斐のスパイクが中々決まらない。第3、第4セットを落とし、勝負の行方は第5セットへ。
第5セット、序盤に中央のブロックやサービスエースなどで点差を広げられ、専修にとって苦しい展開に。それでも4-7の劣勢の場面から連続で甲斐のバックアタックが炸裂。終盤に同点に追いつくと、13-13の場面では甲斐渾身のサービスエースが決まる。デュースの末、最後も甲斐がスパイクを決めきり18-16で勝利。自身初のベスト8進出を決めた。
試合後のインタビューでは「自分が決めてやるという気持ちはずっと持っていたので、みんなに託されたボールを最後決めきることが出来て嬉しかった。優勝を目指してチームみんなで最後まで走り抜き、勝ち切りたい」と話し、来年の代表に向けては「代表の監督も変わり、また1からになり面白い年になると思うので、自分をしっかりとアピールしながら1段階、2段階と成長できる年にしたい」と意気込んだ。
全日本インカレ準々決勝は29日に行われ、専修大はベスト4をかけ順天堂大と対戦する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。