生中継でお伝えできなかった場面も含め、2024カープファン感謝デー(11月23日)の模様を振り返ります。
広島カープ 新井貴浩 監督
「今シーズンもここマツダスタジアムにたくさんのファンのみなさんにご来場いただき、また、選手にたくさん声援を送っていただき、ありがとうございました。秋季キャンプ、厳しい練習になりました。投手陣、連日のようにブルペンに入り、今まで投げたことのないような球数を投げました。野手陣、今まで振ったことのないような量のスイングを毎日やりました。わたしは来シーズンに向かって強い選手を育て、強いチームを作るために精いっぱいがんばっていきたいと思います」
「どうしてもこの場をお借りして、みなさまに感謝の思いを伝えたい」とわたしのところに言ってまいった選手がいます。ゴールデン・グラブ賞を初めて取った、そして少し鼻の下が伸びている 矢野(雅哉)選手のごあいさつです」
「すいません。ちょっと散髪、間違えました(※ 矢野選手、「ファン感」前日に散髪)」
広島カープ 矢野雅哉 選手
「どうも、4年目の 矢野雅哉 です。シーズンって終わるのが早いですね。うーん、春が来たらすぐ夏が来て、夏が来たら秋が来て、秋が来たら冬が来て、今、冬ですけど、すぐ来シーズン始まります。来シーズンはみなさんとたくさん喜んで、
最後に優勝をしますので、来シーズンも応援、よろしくお願いします」
こうして幕を閉じた2024カープファン感謝デー。ただ、まだまだカープファンのみなさんに選手の姿を届けるため、「ファン感延長戦」をお送りします。
時刻は午前8時30分。開門と同時にファンがいっせいにマツダスタジアムへ。延べ2万8000人が詰めかけた11月23日(土)のファン感謝デーは、ファンと選手が直接コミュニケーションをしっかり取れる唯一無二の機会です。選手もファンへ日ごろの感謝を還元します。
広島カープ 九里亜蓮 投手
「本当にいつも応援してくださっているので、こういうファン感謝デーっていう形で、また球場に足を運んでいただいて、こうやって見ていただけるっていうのはすごくうれしいと思います」
広島カープ 磯村嘉孝 選手(子どもとキャッチボール)
「ボール、ちょうだい! いいじゃない。いいじゃん。カメラ来た。カメラ」
広島カープ 松山竜平 選手
「カメラ、気になってる」
磯村嘉孝 選手
「かわいい画を」
さらにこんな夢のような状況もありました。なんとファン1人に対して選手が4人(でキャッチボール)。当たった少年はラッキーでした。
広島カープ 林晃汰 選手
「はい。最後の一球!」
誰に投げるか…。記念の握手に選ばれたのは、林晃汰 選手でした。
さらにことしは9年ぶりに球場の芝生を張り替える予定ということで、ファンが芝生ともふれあうことができました。
寝転がって写真を撮る人がいれば、子どもと目いっぱいくつろぐ様子も…。
さらに芝生と語り合う赤ちゃんがいれば、天然芝史上最年少かもしれません。生後4か月の赤ちゃんもマツダスタジアムの芝生を堪能しました。
広島カープ 末包昇大 選手
「また新しい取り組みもしていて、ことしはよりいっそう楽しいと思います。こっちの中でやっているってよりは、みんなでやっている感じがしていいと思います」
◇ ◇ ◇
石田充 アナウンサー
球場全体、選手とファンもふれいあいましたし、ファンは芝生ともふれあえたという貴重な一日でした。
青山高治 キャスター
楽しいでしょうね。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
なかなかない機会で、選手がなによりも楽しそうにしていました。
石田充 アナウンサー
芝生って、行ってみると「こんなにふかふかしているんだ」「外野からホームってこんなに遠いんだ」とかいろんな発見もファンの方にはあったと思います。
天谷宗一郎 さん
なので、ちょっとヤジるのやめようと思ってもらえたらありがたい。
田村友里 キャスター
(笑)意外と興味あるんだなとか…
石田充 アナウンサー
九里亜蓮 投手もしっかりとファン感謝デーに姿を見せて、いろんなファンから「どこに行っても応援しますよと言われたことが本当にうれしかった」と言っていました。そして、無茶振りも監督から矢野選手にありましたけれども…
天谷宗一郎 さん
すごいスピーチでしたね。本人に聞いたら頭、真っ白だったらしいですよ。一回、前の段階で 島内(颯太郎)投手って名前が出たじゃないですか。
石田充 アナウンサー
去年もあったんです。西川(龍馬)選手に振る前に島内投手にというのがあったので、ことしもその流れと思ったら、じゃなくて…
天谷宗一郎 さん
(矢野選手は)その時点でもう「なかった」って、ほっと抜いたらしいんです。「まさかのぼくで…。本当に思いつきで言いました」って。完成度が高かったですね。
青山高治 キャスター
味がありました。
石田充 アナウンサー
矢野選手というと、自分なりのキャッチフレーズもこんなんかなみたいなのを考えていたりするそうなんですけど、2025年のキャッチフレーズ(「遮二無二(しゃにむに)」がなんと私的には “数字がついた” っていう…
田村友里 キャスター
そこかい! 気にしていなかった。
石田充 アナウンサー
25年ぶりなんですよ。キャッチフレーズに数字がついたって。新井監督の背番号といっしょの空白(25年)を経て、このキャッチフレーズになりました。
新井貴浩、選手時代の代名詞は「がむしゃら」でした。ここから着想を得た新井監督元年のキャッチフレーズが、「がががが がむしゃら」(2023)でした。
そして、ことしが「しゃ!」。
そして、来年―。「2025シーズンキャッチフレーズは『遮二無二(しゃにむに)』です」
広島カープ 田村俊介 選手
「言葉のとおり、もう2位じゃなくて、もう1番しか見ずに、1番を求めてがんばっていきたいと思います」
広島カープ 矢野雅哉 選手
「本当にすばらしい言葉ではないかなと思います。まあ、一つ言えば、『しゃ野』
でもよかったんじゃないかなと思いますけど、冗談です。すいません」
広島カープ 末包昇大 選手
「『しゃ』シリーズ最終章として(優勝して)終わらせられるように “遮二無二” 優勝めざしてがんばります」
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)
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