■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 決勝 日本0ー4台湾(24日 東京ドーム)
台湾が今大会2戦2敗だった日本に3度目の正直で完勝し、プレミア12初優勝を果たした。
台湾と日本が戦うのは今大会3度目。オープニングラウンドでは1-3、決勝での対戦が決まって迎えた前日のスーパーラウンド第3戦では6-9と2連敗を喫していた。今大会はここまでベネズエラにも負け5勝3敗。
先発の林昱珉(21)はダイヤモンドバックス傘下に所属する左腕。前日のスーパーラウンドの日本戦の先発予定だったが直前の試合で決勝進出が決定したことで変更された。今大会はオープニングラウンドの13日・韓国戦で先発し4回⅔を2安打2失点(自責2)で勝ち負けつかなかった。
初回、2回と三者凡退に抑えると、3回には先頭の7番・源田(西武)に自らを強襲する内野安打を浴び、一、二塁のピンチを防ぐ。さらに4回には先頭打者に四球を出すが無失点に抑える。
すると日本の先発・戸郷(巨人)のまえに4回まで好機を作りながらあと一本が出なかった打線は5回に試合を動かす。先頭の8番・林家正(27)が1ボールからの2球目の150キロストレートを逆方向、右中間スタンドへ運ぶ1号ソロを放ち1-0と先制。
さらに1死から1番・陳晨威(30)が右前安打、2番・林立はフルカウントから四球で出塁し一、二塁となり、3番・陳傑憲がフルカウントからの7球目の150キロストレートをライトスタンドへ叩き込む2号3ランを放ち、この回2本のアーチで一挙4点を奪い4-0。
林昱珉は4回で降板すると、5回からは元オリックス、西武でもプレーした張奕(30)が2死から連打を浴びるも、小園を打ち取り無失点。さらに6回、7回も三者凡退に抑え、3イニングを2安打、3奪三振無失点に抑える。
8回からは3番手としてDeNA、ロッテでもプレーした陳冠宇(34)が2つの三振を奪い三者凡退。9回は林凱威(28)が先頭の辰己(楽天)に安打を浴びるも、最後は栗原の一直、一塁走者が戻れず併殺打でゲームセット。プレミア12出場3度目、今大会日本との3試合目で初勝利の3度目の正直で栄冠を手にした。
台湾はこれで年齢制限のない主要国際大会では初の世界一となった。
【プレミア12歴代優勝国】
15年第1回 韓国
19年第2回 日本
24年第3回 台湾
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