DeNAのドラ1ルーキー度会隆輝(22)が21日、横浜市内の球団事務所にて契約更改交渉に臨み、「頑張った部分を評価して頂いた」と1000万円アップの2600万円(推定)でサインした。
3球団競合のスーパールーキーらしいデビューだった。
デビュー戦となった今年3月の開幕戦。スタメンを勝ち取ると、その第2打席に、広島・九里亜蓮からプロ初安打となる本塁打を放った。この本塁打は、24年シーズンの12球団第1号。翌日も本塁打を放ち、セ・リーグの新人では初となる開幕2戦連発の衝撃デビューを飾った。
しかし3度の登録抹消を経験し、プロの壁も味わった。「プロの世界は難しい、もっとやれた」と反省も口にした度会。今季は75試合に出場し、64安打、打率.255の成績だった。
26年ぶりの日本一を達成したチームの中で、自身はクライマックスシリーズ、日本シリーズに出場することは叶わなかった。「(日本一を達成して)嬉しい気持ちもあるが、舞台に立てなかったことは率直に悔しい。難しい感情だった」と振り返るが、「来季はまずリーグ優勝に貢献できるように頑張りたい」と前を向いた。
オフシーズンは古巣ENEOSのグラウンドで練習する予定。「まずはウエイトトレーニングをやっていきたい」と語る度会は、シーズン中の自身の身体の成長も実感しているという。「体重と筋肉量は増えている中で、体脂肪率は上がっていない。筋肉量でカバーできているということ。身体大きくなったね、と声をかけてもらえる」と満足げだ。
来季は大学を経由してきた同学年がプロの世界に入ってくる。「面識のある選手もいて、嬉しい気持ちもあるが、ライバルでもある。お互いに切磋琢磨して、良い刺激になれば」とルーキーイヤーを終えてプロの世界を1年経験した22歳は、頼もしかった。
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