今月4日から始まった広島カープの秋のキャンプは、きょう(20日)で打ち上げとなりました。
南国・宮崎のまぶしい日差しともきょうでお別れ。風も穏やかで最高の気候の中で最終日を迎えました。このキャンプ恒例となった朝9時ちょうどに始まるバッティング練習は最後まで継続。
石田充 アナウンサー
「バッターが振り込むのが恒例ならば、ピッチャーではこの男が投げ込む姿が恒例でした。11度目のブルペン入り、遠藤淳志 投手です」
19日は紅白戦に登板していた遠藤でしたが、そんなことは関係なし。脱力を意識し、時には動画でフォームを確認しながらストイックに自分と向き合うこと、およそ40分。
新井貴浩 監督も見つめる中、最後はブルペンを独り占めにして101球。このキャンプ、トータルで1100球以上投げた秋を糧にして、来年、8年目のシーズンに臨みます。
広島カープ 遠藤淳志 投手
「正直、このキャンプは不安の中でどれくらい自分の中で成長できるかがあった。しっかり自分のベース板の強さやキレが戻ってくれているかなと、投げていて実感できたので、あとは12月、オフシーズンにどれだけ追い込めるかだと思っているので、例年以上にしっかり覚悟を持ってやっていきたい」
そして最後は、やっぱりロングティー。大きなけが人も出ず、若手にとって貴重な時間となった17日間の鍛錬の秋が終わりました。
広島カープ 石原貴規 選手(手締めあいさつ)
「来シーズンの優勝・日本一に向けてチームの力を底上げするのは、ここにいるメンバーです。その自覚を持って、このオフを過ごしていきましょう」
広島カープ 常廣羽也斗 投手
「とても充実した、来年に繋がるキャンプになった。」
― 個人的に成長したと思う部分は?
「ストレートの強さと変化球の精度。シーズン中に比べてもいいボールがたくさんあったので、そこが一番成長したと思います」
広島カープ 矢野雅哉 選手
「ここに来ているメンバーが力をつけて来季を迎えないと、チーム力も上がってこない中で、野手1人ひとりがしっかり考えながら、練習量が多い中でもけがなく終われたことが一番成長につながったと思う。最後の最後でいい感じにボールに入っていけそうな打撃の感覚をつかんだので、これをオフにも継続して、来季に向けてがんばっていきたい」
広島カープ 末包昇大 選手
「自分の課題にとことん向き合って過ごせた秋季キャンプだったと思います。1軍での打席数もたくさんもらったので、そろそろその経験を1年間通して結果として表せるように、去年・ことしのくやしさを晴らす1年にしたい」
― 広島に帰ってやりたいことは?
「ゆっくりしたいです」
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