まさに “鍛錬の秋” となった広島カープの日南キャンプも残り3日。来シーズンに向け、進化を求められる “若鯉” ですが、18日(月)はどんな一日だったんでしょうか?
日南キャンプは、17日(日)から最終クールに突入。気温はあっという間に20℃を超え、汗がにじむ中、疲労がたまる体にムチを打ち、スイングを繰り返しました。
この日も 新井貴浩 監督は若手選手たちへの指導の時間を惜しみません。
中でも熱心な指導を受けていたのが、ことし、2安打に終わった 韮澤雄也 です。来年で高卒6年目となる左の内野手の背中を言葉で押しました。
広島カープ 韮澤雄也 選手
「ぼくのよさだったりそういうのがあるので、それを消さないために『こうした方がいいんじゃないの』というお話をいただきました」
石田充 アナウンサー
「野手陣はとにかくバットを振るイメージが強い、この秋のキャンプですが、ただ、実戦を想定した守備練習のメニューも組まれています」
ピッチャー陣を交えてバント処理の細かい動きを特訓したかと思えば、内野手登録の 田村俊介 が持っているのはファーストミット。この秋から一塁にもチャレンジしている21歳は打撃の引き出しに加えて、守りのバリエーションを増やそうとしています。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
「いい取り組みですね」
一方、新井監督は 仲田侑仁 に向け、自らトス。ここでも愛のあるサポートで選手たちを鍛えます。
田村友里 キャスター
「きつそう…、うわー」
天谷宗一郎 さん
「めちゃくちゃきついですよ」
石田充 アナウンサー
「投手陣は、ピッチングに加え、坂道ダッシュなどハードに追い込んだ一日でした」
広島カープ 森翔平 投手
― 森さーん!
「こいつら、速すぎる…」
石田充 アナウンサー
「陽が傾き、自分の影がかなり長く伸びるまで練習をした選手たち。残すキャンプはあと2日。あす19日(火)は最後の紅白戦の予定です」
◇ ◇ ◇
青山高治 キャスター
今回はとにかく練習する。とにかく追い込むというそんなキャンプになっていますね。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
“質” の方ももちろんそうなんですけれども、“量” がすごいなと。ぼくが知っている秋のキャンプの中でもう上位の方に入るぐらい、量を振っているんじゃないかなと思いますし。体を本当に追い込んでいます。
田村友里 キャスター
いつもと違う感じなんですね。
天谷宗一郎 さん
もう、初日からやっぱりロングティーをするっていうのはけっこう今までなかったことなので。秋季練習に入るときに首脳陣から「しっかり体を作ってこいよ」っていう念押しをされていたらしいんです。それがつながっています。
青山高治 キャスター
田村選手のファースト練習も楽しみです。
天谷宗一郎 さん
あれは楽しみですね。本当に楽しみです。
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