メジャーリーグで今年最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」が15日(日本時間)に発表され、ドジャースの大谷翔平(30)が4年連続で選ばれた。

4年連続はD.オルティス(レッドソックス、2003年~2007年)の5年連続以来、メジャー史上2人目の快挙。ドジャースからは初の選出となった。

この日、ラスベガスでMLBネットワークの特別番組「オールMLBチームショー」が放送され、そのプログラムの中で「エドガー・マルティネス賞」の受賞者も発表。エドガー・マルティネス氏本人が大谷の選出を発表した。

最優秀指名打者賞にあたる同賞は、両リーグで最も活躍した選手を1人選出。DHで年間100打数以上の選手が対象で、担当記者、放送関係者、球団広報担当者の投票で決まる。

大谷は今季159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁とメジャーキャリアハイをマーク。さらにメジャー史上初の「50本塁打-50盗塁」の“50-50”の金字塔を打ち立て、本塁打王&打点王の2冠を手にした。また、打撃タイトルの他に134得点、出塁率.390、長打率.646、OPS1.036などでもリーグトップで、文句なしの受賞となった。

4年連続受賞は2006年のD.オルティス以来18年ぶりで、獲得回数4度は、D.オルティス(8回)、E.マルティネス(5回、マリナーズ)に次いでメジャー歴代単独3位に。ナ・リーグは2022年からDH制が本格導入され、ドジャースからは大谷が初めての受賞者となった。

■エドガー・マルティネス賞
1973年に「最優秀指名打者賞」として設立。2004年、マリナーズでDHとして活躍し、メジャーの殿堂入りも果たしているエドガー・マルティネス氏にちなみ「エドガー・マルティネス賞」に改称された。

【エドガー・マルティネス賞・獲得回数上位】
1位:D.オルティス(レッドソックス)8回
2位:E.マルティネス(マリナーズ)5回
3位:大谷翔平(ドジャース)4回
4位:H.マクレー(ロイヤルズ)3回

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