バドミントンの国際大会熊本マスターズジャパンは3日目。

女子ダブルスパリオリンピック銅メダルの志田 千陽・松山 奈未ペアは、同じくパリオリンピックで『ワタガシペア』として混合ダブルスで銅メダルを獲得し、今大会から女子ダブルスへ転向した五十嵐 有紗(旧姓・東野)選手のペアと対戦。

メダリスト対決となった2回戦。先にペースをつかんだのはシダマツペアでした。

松山の前に落とす巧みなショットと志田の強打が炸裂。最後は志田の好レシーブから松山。第1ゲームを21対10で先取します。

第2ゲームは五十嵐・櫻本ペアも意地を見せ序盤から5連続ポイントと巻き返しを図ります。

それでもペアを組んで初めての国際大会となった相手ペアに対し、連携力で差を見せたシダマツペア。21対18で振り切り、メダリスト対決はシダマツペアに軍配が上がりました。

【志田 千陽 選手】
「プレッシャーを感じずに自分に集中してプレーできた。自分の中で成長を感じたし、この感覚を今後に生かしたい」

13日、大会初出場で勝利を上げた女子シングルスの世界ランク4位・山口 茜 選手は2回戦に登場。

8月の初対戦でストレート負けしている香港の選手に対し、山口はコートを広く使い、揺さぶります。

フットワークを生かし、コートの四隅にコントロール。甘い返球をしっかりと得点につなげるなど、終始、相手をほんろうした山口。

最後も山口らしい決め方で勝負あり。2対0と相手を圧倒し、ベスト8進出を決めました。

このほかの熊本県関係選手は、再春館製薬所の郡司 莉子 選手と廣上・加藤ペアはいずれも敗れ、ベスト8進出とはなりませんでした。

フクヒロペアを解消し、オリンピック出場経験のある松本 選手との新ペアで挑んでいる八代市出身の福島 由紀 選手は勝ってベスト8進出。

八代東高校出身の霜上 雄一 選手のペアは中国ペアに敗れました。

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