パリ五輪・競泳男子400m個人メドレーで銀メダルを獲得した松下知之(19、東洋大/スウィン宇都宮スイミングスクール)が、5日から都内で行われているインターナショナル選手強化合宿に参加した。

競泳で日本勢唯一のメダリストとなった松下は、大舞台を終え「パリ五輪後は目先の結果ばかりになってしまって苦しかった」と振り返った。

パリ五輪からインカレまでの間モチベーション維持に苦労したという松下。「水泳の楽しさを最近忘れていたが、たくさんレースに出て楽しさを思い出せた。なので今回の合宿では泳力を上げることはもちろん、楽しむことを大切にしたい」と語り、初心にかえり新たな気持ちでの再スタートを決意。「今月末から行われるジャパンオープンでは、順位よりもタイムを狙っていきたい。レベルの高い試合を勝ち抜いていると思うのでそのプライドと意地を見せていく」と笑顔で意気込んだ。

4年後のロサンゼルス五輪に向けて「金メダルを目指している。獲れる自信というか
獲りたいという気持ちが素直にある」。今回の銀メダルに満足せず、金メダル獲得
に向け若きエースが再スタートを誓った。

■松下知之(まつした ともゆき)
2005年8月1日、栃木県出身。2024年パリ五輪400m個人メドレー 銀メダル
尊敬する人は「萩野公介」

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