広島カープの 九里亜蓮 投手がFA(フリーエージェント)権の行使を表明しました。
今シーズンで3年契約の3年目が終了した九里は、国内に限らず、海外FA権の行使も含め、その去就が注目されていましたが、12日、球団事務所を訪れ、FA権を行使するための申請書類を提出しました。
カープの選手がFA権を行使するのは、去年の西川龍馬に続き、2年連続となります。
広島カープ 九里亜蓮 投手
「このたび、FA権行使することに決めました。いろいろ考えましたけど、家族とも話し合いましたし、そのうえで決断したっていう形です」
― 決め手は?
「どんな決断をしても背中を押してくれた球団に感謝したいと思います」
― 球団からはどんな声を?
「本当にどんな決断をするにしても背中を押してくれるような言葉をいただきました」
― 新井貴浩 監督からは?
「選手として取った権利だし、そこは後悔のないようにしてくれたらいいっていうふうに言っていただきました」
― 可能性として宣言残留の話は球団からは?
「今、言えることに関してはとりあえず本当にどういう決断をしても背中を押してくれるっていうことだったので、FA権を行使するっていう結論に至ったっていう感じですかね」
― チームメイトには?
「そうですね。(FA権)行使をするっていうのは、話の中で伝えた選手もいますし、会えてない方もいるので、そういった方にはこういう形で伝えるような形には
なってしまうのかなというふうには思っています」
― カープで11年プレー。
「入団してから11年間、本当にいろんな方に支えられてやってこれたと思いますし、いろんな方に感謝の気持ちが一番強いですかね」
― ここからの具体的な動きは?
「わかりません。はい」
― 海外への思いをあらためて。
「いろいろ考えましたけど、本当に最初に言ったようにどういう決断をしても背中を押してくれるってことだったので、そこが一番、決め手になっているかなと思います」
九里は、2014年に亜細亜大学からドラフト2位でカープに入団。2020年からは5年連続で20試合以上に先発、2021年に13勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得し、2023年には174と3分の1イニングを投げてセ・リーグの最多投球回数を記録するなど、タフな投手としてカープの先発ローテーションを支えてきました。
今シーズンは自身初の開幕投手を務め、23試合に登板、7勝10敗、防御率3.21の成績を残していました。
以前から海外挑戦への意欲も持っていた九里ですが、今後は14日に「FA宣言選手」として公示され、国内外の球団との交渉が可能となります。
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