■第49回社会人野球日本選手権大会 Honda 0-3 トヨタ自動車(9日・京セラドーム)
トヨタ自動車(東海)はHonda(関東)に勝利し2022年の第47回大会以来、2大会ぶり7度目の優勝を飾った。日本選手権7度の優勝は住友金属に並ぶ史上最多回数となった。敗れたHondaは2015年に準優勝した以来、9年ぶりとなる決勝の舞台もあと1勝届かず。
試合は1回裏、主将で4番の逢澤崚介(28、明治大)に先制3ランが飛び出し先制。投げては先発・増居翔太(24、慶応義塾大)が9回7安打無失点に抑える完封でリードを守り切り勝利に導いた。
前日に行われた準決勝では2-2の同点で迎えた8回裏、2死一、二塁の好機で佐藤勇基(26、法政大)に適時二塁打が飛び出し勝ち越しに成功。2大会ぶり7度目の決勝の舞台へ駒を進めた。
先発の増居翔太(24、慶応義塾大)はHondaの先頭・中村将己(27、亜細亜大)、2番・檜村篤史(27、早稲田大)を二者連続の空振り三振に。3番・鈴木薫(30、國學院大)に左二塁打を放たれるも4番・井上彰吾(33、日本大)を二ゴロに打ち取った。
打線はその裏、Hondaの先発・片山皓心(26、桐蔭横浜大)に対し先頭の八木健太郎(30、早稲田大)が左安打を放ち出塁。2番・熊田任洋(23、早稲田大)は空振り三振に倒れるも3番・宮﨑仁斗(24、立教大)は四球を選択し1死一、二塁とチャンスを広げた。すると迎えた4番・逢澤がカウント1ボールからの2球目を捉えると打球はライトスタンドへ。3ラン本塁打が飛び出し先制に成功した。
3点リードのまま増居は前半5回までを4安打6奪三振無失点に抑えた。後半戦に入り6回表、2死走者無しから5番・藤野隼大(26、立教大)、6番・辻野雄大(31、白鴎大)に連打を浴び走者一、三塁とピンチを背負った。しかし7番・山下滉介(23、亜細亜大)を右飛に打ち取りこの回も得点を与えなかった。
追加点が欲しい打線は終盤7回裏、Hondaの3番手・中村伊吹(26、白鷗大)に対し5番・北村祥治(30、亜細亜大)が内野安打を放ち出塁。6番・和田佳大(27、中京大)が四球、8番・佐藤が左安打で続き2死満塁と好機を迎えた。しかし9番・徳本健太朗(28、青山学院大)の打球は中飛に打ち取られ無得点となった。
リード変わらず9回表にも増居がマウンドに上がるとHonda打線に反撃を許さず試合終了。トヨタ自動車は完封勝利で日本選手権の頂点に輝いた。
≪日本選手権試合結果≫
1回戦 日本製紙石巻(東北)8ー2
2回戦 NTT東日本(関東)9ー1
準々決勝 西部ガス(九州)4ー0
準決勝 JFE西日本(中国)4ー2
決勝 Honda(関東)3ー0
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。