広島カープは、秋季キャンプ2日目です。5日は侍ジャパンとの練習試合ということで宮崎・清武町に移動して戦いました。

侍ジャパンとの練習試合。カープは、ジャパン参加メンバーでもある 小園海斗・坂倉将吾 と久々に再会し、試合前は和やかに記念撮影している様子もありました。

ただ、試合は真剣勝負。カープの先発は「しっかりまっすぐで勝負したい」と意気込んでいた 常廣羽也斗 でした。注目の初球、高目の強いストレートでファーストゴロ。1つめのアウトをとります。

そして、続いてはさっそくの “カープ対決” 。侍ジャパンの正捕手・坂倉。フルカウントまでもつれ込みますが、大きくはずれてフォアボール。出塁を許してしまいます。

2アウトからは、侍の4番に入った小園と対決。シーズン中と変わらぬ積極的なバッティングで初球打ち。センターへの強い打球でしたが、ここはセンターフライ。勝負は常廣に軍配が上がり、初回を無失点で切り抜けます。

先発の常廣は2回、佐藤都志也 をストレートで詰まらせ、ダブルプレーに打ち取ると、続く打者・五十幡亮汰 にはフォークボールで空振り三振。

「最初からもっと強いボールを投げ込みたかった」と立ち上がりの反省をしながらも無失点で侍ジャパンを抑えた常廣。当初の予定どおり、2回でマウンドを降りました。

常廣羽也斗 2回 球数26 被安打1 奪三振1 失点0

広島カープ 常廣羽也斗 投手
「いいボールも悪いボールもあって、今後の練習につながるピッチングだったと思います。まず、強いストレートをゾーンに投げ続けるってことが必要だと感じたので、その練習をしていきたなと思いました」

5回には、みやざきフェニックスリーグ全試合で4番起用されていた 仲田侑仁 。外角の緩い変化球を体の軸を崩すことなく、レフトへ。クリーンヒットで得点圏にランナーを進めます。

しかし、続く 石原貴規 が見逃し三振に倒れ、同点とはなりません。

きょうのゲーム、規定は7回で組まれていたんですが、最終7回、先頭の 田村俊介 、そして左の 林晃汰 が連打で続き、ノーアウト・ランナー二塁・一塁のチャンスを作ります。

ここで代打をアピールしたい 中村健人 。いい打球でした。大きな当たりを放ちますが、スタンドまでわずかに届かず。カープは当初予定の7回を終えて5-0で敗れました。(侍ジャパン 5-0 広島)

広島カープ 新井貴浩 監督
「各自が課題を持って取り組んでいたと思いますね。まずは代表のみなさんと対戦できたのが収穫かなと思います。きょう、すごくいい試合をさせていただいたので、若い選手がそれをどう感じて、また、あしたからの練習につなげていくかというのをまた見たいと思います」

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坂上俊次 アナウンサー
カープの 田村俊介 選手、春はジャパンに選ばれていたんですが、今回は選ばれず、カープで出場でした。本人は「まだまだ実力が足りない。くやしいので次は実力でジャパンをつかみ取りたい」と話していました。

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