愛媛県松山市のJ2愛媛FCは3日がホーム最終戦。あの「熱い男」を勝利で送り出そうと総力戦で挑みました。

プロとしてのキャリア20年目、今シーズン限りでの引退を発表した元日本代表の森脇良太。今季初めて先発に起用され、試合前から気合がみなぎります。

3日のホーム最終戦で17位の愛媛FCは9位のレノファ山口FCと対戦。9試合勝利なしと苦しむ愛媛は前半11分、ゴール前の混戦から先制点を決められ追いかける展開です。

ボランチに入った森脇の気迫のこもったプレーと声掛けで盛り返しますが、リードを許したまま前半を終了。

愛媛の反撃は後半8分から。中盤でボールを奪った森脇がボールをつなぎます。粘り強くパスを通し最後は小川が執念の一撃で同点に追いつきます。
そして、13分に森脇が交代の際は、愛媛、山口両チームの選手が花道を作り、スタンドからも大きな拍手が送られました。

このあと、両チームとも交代枠5人をすべて使い切る総力戦となりましたが、決勝ゴールは生まれず1対1の引き分けとなりました。

試合後のセレモニーでは、熱い男の目に涙が溢れました。

森脇良太選手:
「20年間のプロサッカー生活、プロキャリアの歩みを終える決断をしました。4クラブでプレーさせてもらった僕は世界一の幸せ者です。みなさん、アイラブユー!」

胴上げリーグ戦やカップ戦、アジアの舞台など様々なタイトルを獲得し、サポーターに愛された熱血漢がニンジニアスタジアムのピッチに別れを告げました。

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