ワールドシリーズを制覇した、大谷翔平選手が所属するドジャース。日本でも祝福ムードが続いていますが、大谷選手の今後の活躍についてお伝えします。
■大谷選手“世界一” 祝福は日本でも
日比麻音子キャスター:
大谷選手を10年以上にわたって取材している柳原直之さんにも、私は「おめでとう」と伝えたいです。やはり選手の皆さんのみならず、記者の皆さんにとっても大きな「ワールドシリーズ優勝」だと思います。今のお気持ち、率直にいかがですか。
スポーツニッポン MLB担当 柳原直之さん:
私は大谷選手が19歳の頃から取材させていただいているので、「世界一の選手になりたい」と誓いを立ててメジャーの世界に飛び込んで、7年目で世界一になったということで、考えもひとしおというところです。
南波雅俊キャスター:
目標を達成しながら、すごいことを成し遂げました。世界の頂点「ワールドシリーズ制覇」を日本国内も祝福しています。
大谷選手の出身地でもある岩手県の「いわて銀座プラザ」では、背番号にちなんで厳選商品17%引き(11月4日まで)となっています。
埼玉の新鮮市場東本郷店ではサンマ1匹213円が108円(完売)になり、優勝記念セール(11月1日まで)が行われているということで、国内もいろいろな形で盛り上がっています。
この後、現地ではどんな盛り上がりを見せていくのか、そして今後の大谷さんの動きなども見ていきたいと思います。
■2日の優勝パレードはどんなコース?
まずは、1988年以来のドジャース優勝パレードになります。
2020年もワールドシリーズを制覇しましたが、コロナ禍でパレードは中止になったということで、現地の皆さんは相当盛り上がっているのではないでしょうか。
柳原直之さん:
ニューヨークからロサンゼルスに移動してきましたが、ハロウィン当日ということもあってハロウィンの仮装の人がたくさんいて、ドジャースというよりはそっちの雰囲気です。
それでも町は通行止めしてる箇所も多くあり、パレードに向けて着々と準備を進めているという雰囲気は感じ取れました。
南波キャスター:
パレードは、約1.6キロのコースを45分間ほどで行うということで、11月2日の午前11時(日本時間午前3時)からです。
コースは、ロサンゼルスの市庁舎から始まります。そしてウォルト・ディズニー・コンサートホールを横切り、ロサンゼルスの中心街でビルも多い通りをさらに進んでいくと、中央図書館が見えてきます。その角を曲がると、パレードは終了ということになります。
どんな優勝パレードなのかというと、2階建てバスで移動し、真美子夫人も出席するかもしれないということです。デコピンは留守番になるかも、と。
柳原直之さん:
この辺ははっきりとは分からないのですが、奥様は31日のワールドシリーズもご覧になられていました。2日は本当に多くの方が来られると思うので、我々報道陣もこの優勝パレードと、その後に球場で行われるイベントの両方には行かないようにと言われてるほどです。
すごく混雑が予想されていて、私はパレードではなく球場の方で待つ予定なんですけれども非常に楽しみというか、どんな感じなのか、人が多くてちょっと怖いっていうのもあります。
日比キャスター:
まだまだ街の熱気もすごいでしょうし、ご家族もこれまでずっとサポートされてましたから、ゆっくりお休みになってほしいななんて思います。
記者の皆さんの動きもまだわかんないって感じなんですね。
柳原直之さん:
2日はまずどちらに行けばいいのか、どれぐらい人がいるのかとかいうのが朝の6時とか7時ぐらいから動き出す予定です。
■間近で取材 大谷選手の性格は
南波キャスター:
柳原さんが長年、10年以上取材を続けている中で、大谷さんの性格についても分析しています。
<大谷選手の性格>
〇他人に影響されにくい
〇自分が経験・納得したことをやる
〇頑固で芯がある
加えて、今年は特に向上していたのが「気持ちの作り方」。ワールドシリーズ第2戦、左肩を亜脱臼した後の会見で「もう痛くないという気持ちでやっています」という言葉が非常に印象に残ったそうです。
柳原直之さん:
これは私が聞いた質問です。実際は痛いと思うんですけれども、本当に痛くないという気持ちでやっているからということを強く言われました。そのときに目があって、“もう聞かないで欲しい”という雰囲気を感じ取ったくらい、気持ちを作って前向きにポジティブにやっているというところが非常に伝わってきました。その結果が優勝という形に繋がって、非常に良かったなと思います。
南波キャスター:
そして、高校3年生のときに書いた人生設計。クリアしているものもありますが、予定では26歳でワールドシリーズ優勝と結婚。今30歳なので若干時間差はあるのですが、同時達成ということになります。
柳原直之さん:
WBCのMVPも含めて同時達成しているので、本当に信じられない気持ちです。
まだこの後にノーヒット・ノーランやサイ・ヤング賞などもこれから達成していくのかなと思うと、まだまだ挑戦は続くので楽しみですね。
日比麻音子キャスター:
本当にここまで徹底した有言実行ってあるんだろうかと思うぐらいなのですが、今回改めて世界の頂点に立った大谷選手を見て、なぜそこまで有言実行できる力があるのだと思われますか。
柳原直之さん:
印象に残ったのは、今回優勝した後に「9回優勝するぞ」と関係者の前で宣言したらしく、予定ではワールドシリーズをあと3回優勝することになっています。
でも残り9年間の契約全部で優勝するという誓いを立てていますので、これがどこまでできるのかというのは非常に楽しみだなというふうに思っています。
■大谷選手 二刀流復活なるか
南波キャスター:
2025年3月18日・19日のメジャーリーグの開幕戦、ドジャースとカブスのゲームが東京ドームで開催予定です。
MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さんは、「ワールドツアーの試合が行われる場合には、開催地の出身の選手が登板することが通例」とのことです。
2008年には、2007年にワールドチャンピオンなった松坂投手と岡島投手が登板しました。2025年開幕戦では大谷選手1試合目から登板する可能性もあり、二刀流完全復活かもというようなところもポイントになってきます。
柳原直之さん:
来年は投手復帰というところで、今年と同じ成績が残せるのかと思われると思うのですが、やはり大谷選手は今年以上の成績になってくると思いますので、そこが非常に楽しみですね。
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<プロフィール>
柳原直之さん
スポーツニッポンMLB担当
銀行マンからスポーツ紙記者に転身
大谷選手をプロ入団当時から取材“大谷番”11年目
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信
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