歓喜のシャンパンファイト後、会見場に現れた大谷翔平選手。

まず投げかけられたのは、「優勝直後の気持ちを英語で答えてほしい」というリクエスト。

これに大谷選手は「日本語で言いますけど」と記者の要求を笑顔でかわし、「最後まで一番長いシーズンを戦えたことを光栄に思いますし、このチームに来て1年目でこういう結果に立ち会えて、すごく光栄だなと思います」と続けました。

シーズンを振り返っての感想では、頂点をつかんだチームを次のようにたたえました。

大谷翔平選手:
シーズンもシーズンで苦しい中でも首位で勝ち抜いて、チームの強さがあったと思いますし、ポストシーズンも素晴らしいチームを相手にしながら、自分たちの野球ができたということに誇りを持っていますし、きょうこういうふうに最後まで勝ち切れたというのが本当にこのチームを誇りに思っています。

そのうえで、同僚であるベッツ選手やフリーマン選手という2人のMVP選手とのプレーについてはこう振り返りました。

大谷翔平選手:
今までも素晴らしい選手の皆さんと野球をやらせてもらって、自分の野球観というか、自分の野球の技術も上げてくれるような素晴らしい選手たちとやらせてもらって、フレディ(フリーマン選手)とムーキー(ベッツ選手)はもちろんそうですけど、1番から9番までオフェンス面でいえば自分の仕事をプロフェッショナルにこなしていく、そういう選手たちが集まっていたなとは今考えてもそう思います。

日本ハム在籍時にも日本一に輝いている大谷選手。
シャンパンファイトなど、日米の祝い方の違いを次のように表現しました。

大谷翔平選手:
WBCのときもやりましたけど、日本の場合、もうちょっと控えめな感じはあるので、こっちの方が、なんて言うんですかね、豪快にというか、そういう楽しみ方というのは人それぞれですけど、本当に最後こういう形でシーズンを終えられたということが本当にうれしく思います。

序盤に5点を失う苦しい展開から見事ひっくり返した31日の試合。
劇的勝利を呼び込んだ要因については…。

大谷翔平選手:
得点した回、5点取った回すごく大きかったですし、結果的に相手のエラーもあったと思うんですけど、全員がボールに対して必死に食らいついた結果がチャンスをものにできたんじゃないかと思うので、本当に素晴らしいオフェンスのつなぎ方だったなと思います。

続いて、日本のメディアからまず問われたのはドジャースへの移籍について。

大谷翔平選手:
(Q.ドジャースに入団してよかったか?)結果的に一番長いシーズンを過ごすことができて、すごく光栄に思いますし、自分自身の決断とかというよりも、このチームで1年間できたことに感謝したいですし、チームメートたちも、スタッフの皆さんも誇りに思っています。

シーズン中、チームがどんな状態でもチーム全体でカバーしてきたと胸を張りました。

大谷翔平選手:
(Q.シーズン中どこが苦しかった?)ここというのはもちろんないとは思うんですけど、全体的にけが人が出たシーズンだったと思いますし、入ってきた選手、代わりに出た選手がカバーする試合が多かったと思うので、逆転が多いスタイルというか、みんなどれだけ(点を)取られても諦めずにブルペンにつないでいく、そういう気持ちが本当に勝ちにつながっているんじゃないかと思います。

そして、シーズンの初めに結婚した妻・真美子さんへの感謝の思いを口にしました。

大谷翔平選手:
(Q.妻・真美子さんへの思いは?)本当に感謝しかないですね。1年間長いシーズンですし、僕は慣れていますけど、シーズンを戦っていくという、シーズン160試合プラスというのは慣れてますけど、彼女はそうではないので、本当にこれだけ長いシーズンを支えてもらったというのは感謝していますし、来年以降も頑張っていきたいなと思っています。

大谷選手から笑みがこぼれたのは次の質問でした。

大谷翔平選手:
(Q.このシーズンは長かった?)長かったですね、ふふふふ。

左肩のけがなどがあった中でも試合に出続けたワールドシリーズ。
周囲からの期待が原動力になっていたようです。

大谷翔平選手:
(Q.負傷しても出続けた心情について)ポストシーズンではけがをしたあとも、もちろん自分自身の中ではプレーする準備をしたいなと思っていましたし、何よりも必要だと言ってもらえた、プレーをしてほしいと言ってもらえたことがすごく光栄に思っているので、そう言ってもらえたことに感謝していますし、そういう気持ちが1年間頑張って、自分の中で頑張ってこられた要因かと思います。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。