■カーリング 混合ダブルス世界選手権 予選リーグ 日本 8ー7 スイス (25日、スウェーデン・エステルスンド)

予選リーグ最終戦が行われA組5位の日本は過去最多7大会で金メダルを獲得しているスイスに8ー7で勝利したが、プレーオフ進出はならなかった。前回大会で日本(松村千秋、谷田康真ペア)は過去最高の銀メダルを獲得している。

日本は結成1年足らずの上野美優(23)と山口剛史(39)ペアが日本選手権(2月~3月、軽井沢)で優勝し、代表として出場。上野・山口ペアはここまで5勝3敗とプレーオフへは勝利が絶対条件となる。予選は2つのグループに分かれ総当たり戦で、各組上位3チームがプレーオフに進出できる。

予選リーグ最終戦は強豪のスイス(6勝2敗)と対戦、第1エンドで先攻の日本は上野が抜群のショットを見せ、2点を先取した。スイスに1点をかえされた日本は、第3エンドのラストショットで痛恨のミスショット。スイスに2点を与えてしまい、スチールを許した。第4エンドは山口が相手のガードストーンを利用して、ダブルテイクアウトを奪うと、上野がしっかりハウスの中にショットを投げ2点を奪い返し4ー3。

後半の第5エンド、山口が「ナイスジャッジ!」と、上野に声をかけるなど16歳差あるがコミュニケーションもバッチリの2人。ハウスの中心にストーンが集まる状況に後攻のスイスは得点できず、日本が1点を奪い、連続得点に成功。第6エンドで5-5の同点にされた日本だが第7エンド、上野が力強いテイクショットで大量3得点。最終第8エンドで1点差に詰めよられたが逃げ切り強豪に勝利。同時刻に行われた他チームの結果で日本は5位で予選リーグ敗退が決定した。

スイス|0|1|2|0|0|2|0|2||7 
日本 |2|0|0|2|1|0|3|0||8

カーリングは2024年と2025年の世界選手権の結果で2026年のミラノ・コルティナ五輪出場権が決定する。日本はまだ混合ダブルスで五輪に出場したことがない。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。