連日、盛り上がりを見せるメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ。そのドジャースに所属し、〈世界一〉に王手をかけている大谷 翔平 選手が全国の小学校に贈ったグローブについてです。

いま『大谷グローブ』はどうなっているのか? ことし1月に届いた玉名郡玉東町の小学校を取材しました。

1月9日、玉東町の木葉(このは)小学校にも大谷 翔平 選手から贈られたグローブが3つ届き、全校児童約200人にお披露目。代表の児童たちがキャッチボールでその使い心地を確かめました。

【吉野 新吾 校長】
(グローブの活用法は?)
「子供たちの主体性を育てるためにも、児童会でしっかり協議して、どう有効に活用できるかを判断させたい」

あれから5カ月余り、再び小学校を訪ねると・・・

【児童】
「全校児童が野球のことを知ったり、グローブを使ったりするにはどうしたらよいか考えて、大谷選手の気持ちに応えたいと思う」

児童の自主性を育てたいという吉野 校長の考えから、代表の児童が集まり、大谷グローブをどう活用するか、意見を出し合っていました。

低学年から高学年まで楽しむにはどうしたらよいのか?

また、提案したことを実現するにはどのような方法があるのか?グローブを展示するだけ、触ってみておしまい・・・などとならないように、木葉小では教材の一つとして、積極的に使うことにしました。

そして、30日に再び学校を訪ねると…昼休みの時間を使って野球をしようと児童が集まりました。

これは、児童たちが提案した『ミニオリンピックで野球をする』を実現したもので、数あるスポーツから野球を選んだ1年生から6年生までの10人がキャッチボールを楽しみました。

初めてグローブをつけたという児童は上手にキャッチできると、この笑顔。

大谷グローブを順番に使い、思い思いに楽しみました。

【児童】
(野球はしたことある?)
「ない」
(初めて?)
「うん」
(どうだった?)
「おもしろかった」

そして最後に、アメリカにいる大谷選手へと、メッセージを贈りました。

【児童たち】
「大谷 選手、グローブありがとうございます。おかげで野球、楽しんでます! 優勝目指してがんばって!」

大谷 選手擁するドジャースが3勝1敗で迎える第5戦、MLBワールドシリーズヤンキース対ドジャースは、31日(木)朝9時から地上波独占生中継です。

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