24日に迫ったプロ野球ドラフト会議。東海大学九州キャンパスの廣池康志郎(ひろいけ こうしろう)投手(22)は最速153キロを誇る剛腕だが、農学部で畜産を学ぶ異色のドラフト候補として注目されている。
九州学生ナンバーワンの高評価
身長185センチ、体重85キロの大型右腕。左足を高く上げるダイナミックなフォームから投げ込むストレートは最速153キロに達する。プロのスカウトも”九州学生ナンバーワン”と高く評価している。
もうひとつの顔は”牛が大好きな農学部生”
出身地の宮崎県都城市で自然に囲まれて育った廣池投手。将来は畜産業界に就きたいと思い大学で選んだのは「農学部動物科学科」だ。家畜のえさとなる牧草の研究から卵の孵化実験までありとあらゆることを学んでいる。中でも一番情熱を注いでいるのが牛の畜産だ。廣池投手は「牛が好きなんで、かわいいです」と話す。"牛好き"は野球にも繋がっているようだ。「牛乳を飲んでいるから骨も丈夫になった。それが野球に活きてきてケガもしない」という。そして、牛が好きすぎるあまり、グローブに牛のデザインを入れている。
牛のおかげで手に入れた丈夫な体でプロの世界へ。「指名されてすぐ終わるのは誰でもできる。最低でも10年ケガもせずにローテーションで投げられるようになりたい」。廣池投手は、24日の運命の瞬間を待つ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。