■プロ野球 セ・リーグCSファーストステージ第2戦 阪神3ー10DeNA (13日 甲子園)
阪神はDeNAに大敗、2連敗で3年連続のCSファイナルはならず退任が明らかになっている岡田彰布監督(66)のシーズンが終わった。初回に森下のソロアーチで先制も先発・高橋が直後の2回、戸柱に走者一掃のタイムリー、牧にタイムリーを許し4点を奪われ逆転を許す。7回には2番手・村上がフォードのソロ、3番手・富田が佐野に3ランを被弾、4番手・岡留も戸柱にタイムリーを浴び一挙、6失点。投手陣は被安打15でCS2度目の2ケタ10失点。打線は初回以降は7回に森下のタイムリーで1点と9回に代打・原口のソロで2点を返すのみ、近本と中野の1・2番コンビは10打数1安打に終わった。
先発・髙橋は今季は5試合に登板、4勝1敗、防御率1.52。前回の9月23日・巨人戦(甲子園)は6回0/3を5安打1失点で負け投手。DeNA戦は4年ぶりで今季初登板、CS登板は19、21年に計3試合に先発し0勝2敗、防御率3.27だった
髙橋は1回、梶原を一ゴロ、牧を3球で空振り三振、佐野に四球もオースティンを空振り三振に抑える立ち上がり。
スタメン野手は不動のメンバー、前川が6番レフト、木浪が8番、捕手には梅野が入った。
DeNAの先発・ジャクソンは今季は25試合に登板、8勝7敗、防御率2.90で規定投球回にも達した。今季の阪神戦は6試合に登板、1勝1敗、防御率2.10はセ・リーグ対戦球団別では最も相性が良い。
1回、近本は空振り三振、中野も空振り三振、だが森下がカウント2ー1からストレートを強振、レフトポール際へソロ本塁打を突き刺した。森下は昨年CSファイナルステージ第1戦、広島・九里から放って以来、自身2本目のCS本塁打。
しかし高橋は2回、先頭・宮崎に3球目を左中間にツーベース、桑原に初球を右安打で無死一・三塁のピンチに。森敬には初球を叩きつけられた打球が一内安打となり無死満塁となると戸柱には2球目を右中間に走者一掃のタイムリーツーベースを弾き返され、わずか7球で1ー3と逆転される。
髙橋はさらにジャクソンの犠打で1死三塁から梶原を浅い中飛に打ち取るも牧にセンターへタイムリーを運ばれ、1ー4とリードを広げられた。
2回の攻撃は前川が空振り三振、梅野は二直、木浪は四球、髙橋は空振り三振に終わる。
すると3回から捕手は坂本に代わり、高橋はオースティンを遊ゴロ、宮崎と桑原をともに三ゴロに抑えた。3回の攻撃は森下が三内安打も大山は三飛に打ち取られる。
4回の攻撃で先頭・佐藤輝がライト線にツーベースも前川は中飛、坂本は空振り三振、木浪は遊飛と走者も進められなかった。
髙橋は5回、先頭・牧に死球を与えるが佐野を空振り三振、オースティンを左飛、宮崎を遊ゴロに打ち取った。髙橋は5回を80球、6安打、2四死球、4奪三振の4失点で降板。
打線は5回、先頭・島田が四球、近本は空振り三振、中野は左邪飛、森下は四球で2死一・二塁とするが大山は空振り三振に倒れた。
6回は2番手・村上が桑原を二ゴロ、森敬を二ゴロ、戸柱を三邪飛と3人で退ける。
6回の攻撃は佐藤輝、前川が連続空振り三振、坂本は四球でDeNAはジャクソンから佐々木に交代、木浪の代打・渡邉は左飛に打ち取られた。
村上は7回も続投、先頭の代打・フォードにライトスタンドへ来日2本目の本塁打を放り込まれ、1ー5とリードを広げられる。
さらに村上は梶原と牧に連打され無死一・二塁とし降板、代わった3番手・富田が佐野にライトスタンドへ3ランを叩き込まれ、1ー8となった、佐野は自身初のCS本塁打。
ここで代わった4番手・岡留が2死を取るも桑原に死球、森敬に中安打で一・二塁から戸柱にレフト線に2点タイムリーツーベースを弾き返され、1ー10となった。この回打者10人6安打の猛攻を喰らい6失点、阪神のCSでの10失点は17年CSファースト第2戦のDeNA戦の13失点以来、2度目。
7回の攻撃で代打・糸原の中安打から2死二塁とすると森下がこの日、3安打目となるタイムリーで2ー10としていた。
8回は三者凡退、9回に代打・原口がソロアーチをレフトスタンドへ運んだ。9回1死から近本は空振り三振、中野が今季CS初ヒットの中安打、森下が二ゴロで試合終了。近本と中野で10打数1安打、今季CS通算で18打数2安打に終わった。
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