■第78回国民スポーツ大会 少年男子共通走高跳決勝(13日、佐賀県佐賀市・SAGAサンライズパーク SAGAスタジアム)
少年男子共通走高跳決勝に出場したU20世界陸上銅メダリストの中谷魁聖(福岡第一高3年)が、2m25のジャンプで自身の持つ高校記録を1cm更新して優勝をした。
25人が出場した決勝で中谷は1m95、2m00をパス。続く2m03で人数は半分の12人となった。中谷は初めての試技となったが1回でクリアすると、続く2m06も余裕を持った跳躍で成功。
2m09と2m12も2回目でクリアし、残り2人で迎えた2m15。中谷と中村佳吾(大阪・関大北陽高2年)の一騎打ちとなった。中村は1回目を失敗、一方、中谷は1回で成功した。中村は残り2回もクリアできず、この時点で中谷の優勝が確定した。
中谷はバーを4cm上げて2m19にチャレンジ。1回目は失敗に終わったものの、2回目で見事クリアした。中谷は2m22に挑んだが1回目を失敗。以降はパスしてバーを3cm上げて2m25に挑戦。ここを1回でクリアし、自身の持つ高校記録を1cm更新した。2m27にも挑戦したが3回とも失敗に終わった。
中谷は8月1日、福岡で行われたインターハイで2m24を跳び、高校記録を15年ぶりに更新。さらにその月末のU20世界陸上でも2m19のジャンプで銅メダルを獲得した。中谷の持つ高校記録はパリオリンピック™では予選を突破して決勝に進出できるレベルとなっている。
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