■プロ野球 DeNA 3-5 阪神(24日・横浜スタジアム)
DeNAは阪神にリードを守り切れず逆転負けを喫した。2点リードで迎えた9回、山﨑康晃(31)が登板するも、1アウトもとれずマウンドを降りた。さらに代わった徳山壮磨(24)が逆転を許してしまった。
山﨑は無死満塁から3番・森下翔太(23)に痛恨の押し出し死球を与え、1点差に。さらに徳山が4番・大山悠輔(29)に同点適時打、5番・ノイジー(29)に逆転となる押し出し四球を与え勝ち越しを許した。さらに8番・木浪聖也(29)にも適時打を放たれ5ー3に。7回に一時逆転をするも虚しく終わった。この試合で中川颯(25)はプロ初勝利を逃し、山﨑は今季初黒星となった。
前日の試合では延長12回の末、チャンスを掴めず引き分けとなった。雨が降りしきる中、先発・濵口遥大(29)は毎回先頭打者に出塁を許すも無失点の投球。しかし両チーム無得点で迎えた5回、2死満塁から押し出し四球で先制点を与えた。DeNAは1点を追いかける展開も降雨が強くなり、試合は5回を終えたところで一時中断。試合が再開し迎えた7回、2死二、三塁のチャンスで7番・山本祐大(25)に適時打が飛び出し逆転。続く8番・石上泰輝(22)も右安打を放つなど3ー1と終盤7回に2点のリードを奪った。
1回、濱口は阪神の先頭・近本光司(29)に四球を与えると2番・中野拓夢(27)に送りバントを決められ1死二塁に。続く3番・森下は遊ゴロに打ち取ると4番・大山を空振り三振に抑え、得点圏に走者を背負うも無失点の立ち上がり。
その裏、阪神の先発・伊藤に対し、先頭の度会隆輝(21)、2番・関根大気(28)と二者連続で投ゴロに倒れると3番・佐野恵太(29)は右飛に打ち取られ三者凡退で初回を終えた。
濱口は毎回先頭打者に出塁を許し走者を背負う展開も4回までは無失点に抑える投球。しかし、5回、先頭の9番・伊藤に中安打で出塁を許すと続く1番・近本に四球を与え、2番・中野を一ゴロに打ち取るも3番・森下にも四球。1死満塁となった。4番・大山を一邪飛に抑え、2死を奪ったが5番・ノイジーにこの試合6つ目となる四球を与え、先制の押し出し。1ー0となった。
5回を終えたところで降雨が強くなり試合は一時中断。再開後の6回からは2番手・中川颯がマウンドに上がった。中川は先頭の7番・梅野隆太郎(32)に四球を与えるも後続を抑え、無失点に。DeNA打線は6回まで無安打も1点差のまま終盤に入った。
1点を追いかける打線は7回裏、この回の先頭・佐野に待望のチーム初ヒットとなる右安打が飛び出し出塁。4番・牧は遊飛も5番・宮﨑敏郎(35)が中安打で繋ぎ、1死一、二塁とチャンスを作った。6番・楠本泰史(28)は一ゴロに倒れ2死に。迎えた7番・山本は伊藤の投じた3球目のツーシームをセンターに運び逆転に成功した。さらに8番・石上も右安打を放ち、ライトを守る森下が後逸。3点目を加え、試合の流れを変えた。
8回から登板した森原康平(32)は三者連続三振に抑える好リリーフ。しかし2点をリードしたまま迎えた9回、守護神・山﨑が無死満塁と走者を背負うと3番・森下に押し出し死球を与え1点差に。マウンドには徳山壮磨(24)が上がるも4番・大山にセンターへの適時打を放たれ同点に追いつかれた。さらに続く5番・ノイジーには押し出し四球を与え、勝ち越しを許した。なおも2死満塁から8番・木浪がレフトへの適時打を放ち、5ー3と突き放されると9回裏は追いつけず。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。