パリ五輪女子やり投で金メダルを獲得した北海道旭川市出身の北口榛花選手(26)が10月9日、フジテレビ系列・UHB北海道文化放送の情報番組「みんテレ」に出演。12日に行われるプロ野球クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)始球式の“予行練習”に臨み、本番への意気込みを語りました。
いつも投げている物と違う物…やり投よりも緊張?
――始球式は初めてですか?
初めてです。野球経験が全くなくて、いつも投げている物とまったく違う物を投げるので。正直不安しかないです。(笑)
エスコンフィールドに行くのも初めてです。やり投の試合よりも絶対緊張すると思います(笑)
――練習してますか?
1回だけトレーナーさんとキャッチボールをしました。「平地とマウンドは全然違う」と既に情報をいただいています(笑)
やり投げ選手の始球式 過去144キロも
――球を持ってみて、どうですか?
(球を持ちながら)全然違いますね。指にかかるのか、全然わからないです。
――キャッチボールした感覚は?
やり投げは上に向かって投げるので、思いっきり投げようとすると上にいってしまうことがわかりました!
――過去、やり投選手の始球式では、村上幸史選手が144キロ、ディーン元気選手は139キロを記録しました。
今まで歴代のやり投選手が上手すぎて、かなりプレッシャーがかかっています! とにかく、キャッチャーがとれる範囲に球が飛ぶことを祈っています。
何が何でもキャッチャーにとってもらいたい
――目標のスピードはありますか?
高校時代に別の番組でやらせてもらって、平凡すぎてボツになったことがあるんです(笑)
できれば100キロくらいいけばいいと思います。全力で投げると全く違う方向にいってしまうので全力では投げられないです。
コントロール重視で、何が何でもキャッチャーにとってもらいたいです。
600gのやりは約90キロ―140gのプロ野球公式球は…
パリ五輪で金メダルを決めた65メートル80のスピードは89.3キロ、100キロは決して不可能な数字ではありません。
ファイターズにとっても、球場移転後初となるCS、次には日本シリーズ進出を目指す大事な初戦。世界の頂点に立った“勝利の女神”の一投で、チームを勢いづけたいところです。
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