男子ソフトボールの主要大会の1つ、日本リーグが4月26日、広島で開幕します。岡山市の平林金属は、3年ぶりの優勝を目指して大会に臨みます。
2002年に創部した岡山市の平林金属、男子ソフトボール部。2007年から指揮をとる吉村啓監督のもと、3年ぶり7回目の日本リーグ制覇に向け、最終調整に入っています。
(平林金属 吉村啓監督)
「悔しい思いを秘めてこの冬、越えてきました。今年(2024年)は日本一になって皆さんに喜んでもらいたいなと思っています」
吉村監督が仕上がりに手応えを感じているのが投手陣です。
新見高校出身の阿曽慣太投手(19)は最速132キロの速さが武器で、2023年11月、メキシコで開かれた18歳以下のワールドカップで日本代表として優勝を経験しました。
(平林金属 阿曽慣太投手)
「海外と日本のソフトボールの文化をどんどん取り入れて、自分のピッチングを作っていけたら」
(守る・打つ・投げる見せ)「・・・」
投打でチームに貢献するIPU環太平洋大学出身の井上裕太郎投手(23)は、自慢の制球力で打たせて取るピッチングが持ち味。2024年1月から約3カ月間、ソフトボール王国のニュージーランドに武者修行に行き、レベルアップを図りました。
(平林金属 井上裕太郎投手)
「(Q:ニュージーランドは」世界各地から代表クラスのメンバーが集まるようなところなので、とても良い経験になりました。ソフトボールの考え方・戦い方などを学べたので、それを今年生かしていきたい」
2024年のルーキーは、赤磐市出身の景山蓮投手(22)のみ。全日本大学選手権で2連覇の経験があり、ますます競争が激しくなっています。
そんな若手の投手陣に負けじと奮起するのが、2023シーズンまでキャプテンを務めていた4番バッターの鳥山和也選手。2024年は入部10年目の節目のシーズン、強い覚悟で臨みます。
(平林金属 鳥山和也選手)
「節目で、結果が問われる年。ベテランらしくチームを引っ張っていけたら」
キャプテンのバトンを受け取ったのは、チームのムードメーカーで6年目の八角光太郎選手。新体制で、悲願達成を目指します。
(平林金属 八角光太郎主将)
「優勝が遠くなっている状況。目の前の1試合に勝った、その結果が優勝につながれば」
17チームで争う日本リーグは26日に広島で開幕し、平林金属は初戦でHondaと対戦します。
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