元日本代表FWの大久保嘉人さんが、ガンバ大阪のFW宇佐美貴史選手が北海道コンサドーレ札幌戦で決めた後半アディショナルタイムの2ゴールを手放しで賞賛した。
勝ち越しゴールはもちろんのこと、リードを許している展開で重圧のなか決め切ったPKにも注目。「『まだいける』という気持ちがチーム伝わる」と分析した。
▼劇的2ゴールでエースが涙「泣く気持ちがすごく分かる」
関西のサッカー情報を中心に扱うMBSのJリーグ応援番組『KICK OFF!KANSAI』。10月6日の放送では、J1第33節・北海道コンサドーレ札幌戦を劇的勝利に導いたFW宇佐美貴史選手に注目。MCの元日本代表FW大久保嘉人さんが賞賛した。
エースの涙だった。1点リードを許した後半アディショナルタイムで、ガンバ大阪はPKを獲得。キッカーを務めた宇佐美選手は高い集中力でネットを揺らした。
そして終了間際、MF山田康太選手からボールを受けると、相手をかわしてペナルティーエリアへ侵入。続けてスライディングに来た相手DFもかわして右足をふり抜き、土壇場で逆転勝利に導く一撃を突き刺した。
ゴールが決まると、宇佐美選手は芝に突っ伏し感極まって涙。チームは10戦ぶりの白星を飾った。
(大久保嘉人さん)「泣く気持ちがすごく分かる。うまい選手が経験もあるからこそ、(2点目のシーンで)冷静になれる。だけど、これを決めないといけない、決めないと終わりだと思うと力んでしまって(切り返さずに)打ってしまう。宇佐美選手にしかできないかもしれないですね」
▼チームに伝わった「まだいける」の気持ち
2点目の勝ち越し弾に大きな注目が集まる一方、大久保さんはアディショナルタイムのPKにも注目。
(大久保嘉人さん)「アディショナルタイムのPKってめちゃくちゃ嫌なんですよ。決めないと負けが確定するので、すごくプレッシャーがかかる。でも、決めたら『まだいける』という気持ちがチームに伝わるので、これが最後の勝ち越し弾につながったかなと思います」。
諦めない気持ちをスタジアム全体へ伝染させた同点ゴール。これもまた、宇佐美選手の技術が詰まっていた。
(MBS「KICK OFF! KANSAI」日曜深夜0:50-1:20放送 2024年10月6日(日)収録より)
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