デビューから先発一筋13年。現役引退の 野村祐輔 が、211試合目の先発登板を終えた。

広島カープの2024シーズン最後の試合となった5日、先発のマウンドに登ったのは野村祐輔。

試合前に行われた引退会見では「これまでのすべてを出し切りたい」とコメント。

野村の母校でもある広陵高校や明治大学のタオルを掲げるファンも見守るなか、投じた初球は138キロストレート。

その後もストレートを連投。キャッチャー・會澤翼 めがけて投げこみ、6球目を1番打者、ヤクルト・長岡にセンターへ運ばれた。

続く並木には、ストレートにカットボールを交えて1つめのアウトをとると、さらに丸山は137キロのストレートで追い込み、124キロチェンジアップで空振り三振を奪った。

2アウトで迎えたのは、4番・村上。ストレート2球で追い込むと、最後は持ち味を十分に発揮する低目に制球されたチェンジアップで空振りを奪い、3アウト。

現役最後の登板を終えた。

イニング終了と同時にカープナインはマウンドへ集まり、野村祐輔を労った。ヤクルトベンチも総出で見守る中、カープベンチ全員と握手を交わし、最後は新井監督と抱擁を交わした。

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