連覇を目指す広島ドラゴンフライズは、3日、朝山正悟 新ヘッドコーチ体制でついに開幕しました。アウェイで因縁の相手・群馬クレインサンダーズと対戦しました。

B1リーグ 第1節 ゲーム1(群馬)
群馬クレインサンダーズ vs. 広島ドラゴンフライズ

試合開始2時間前、広島ドラゴンフライズの選手らが意気揚々と会場に入ってきました。

広島ドラゴンフライズ 朝山正悟 ヘッドコーチ
「もう、いよいよだなという感じですね。今シーズン、自分たちが準備してきたこと、そういったことをしっかりとこのコート上で発揮できるように全員で一丸となって信じ抜いて戦っていきたいと思います」

ファンたち
「いきなりミリングさん率いる群馬というところで、そこは非常に注目しています」

ー 群馬なのにどうしてドラゴンフライズを応援してくださってるんですか?
「かっこいいじゃないですか。去年もすごかったし」

「連覇!」

坂上俊次 アナウンサー
「会場の雰囲気はまさにNBAそのものです。チャンピオンチーム・広島と強力補強の群馬でいよいよBリーグ開幕です」

5000席がほぼ満員となった最新のアリーナでは、ど派手な演出でファンを魅了しました。

Bリーグ 島田慎二 チェアマン
「Bリーグ、開幕します」

ドラゴンフライズは故障の 寺嶋良 と 河田チリジ に加え、ドウェイン・エバンス までけがでベンチをはずれる大ピンチ…

坂上俊次 アナウンサー
「いよいよチャンピオンチーム・ドラゴンフライズの新たなシーズンが始まります。今、ティップオフ。広島ドラゴンフライズがボールを持つ。中村拓人 がボール持つ。ボールを持ってから今、ドライブで上がってくる。そして、まだ外には入れない。3ポイントを打ってきた。最初のショット、決まった。2024年最初のゴールは 山崎稜 が奪いました」

さらに新加入の アイラ・ブラウン が初得点を挙げると、同じく新加入の 渡部琉 も鋭いドライブで初得点。序盤は接戦となります。

しかし、前ドラゴンフライズのミリングヘッドコーチ仕込みの強度の高いディフェンスの前に堅さのせいか、徐々にミスを重ねて点差を離されていきます。

それでも第3クォーター、逆にドラゴンフライズが強度の高いディフェンスで立て続けに24秒間守り切ってボール奪うと、調子の上がらなかった ニック・メイヨ がようやくこの日、初の3ポイントを決めて5点差に迫ります。

しかし、残り3分から群馬・細川に2本の3ポイントを決められるなど一気にリードを広げられると、後はなすすべなく、50点台に抑えられ、29点差で完敗。朝山新ヘッドコーチの初陣は飾れませんでした。(群馬 82-53 広島)

無得点に終わった 上澤俊喜 キャプテンは…

広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜 キャプテン
「ぼくのせいかなと思っています。いい感覚はあったんですけど、もう一回、切り替えが必要だなと」

― プレシーズンの不安を払拭できないほどの完敗をした広島ドラゴンフライズはあす5日(土)にリベンジをかけて群馬ともう一度、戦います。

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