■MLB レイズ 2ー4 タイガース(日本時間24日、フロリダ州セントピーターズバーグ、トロピカーナ・フィールド)

タイガースの前田健太(36)が24日(日本時間)、敵地でのレイズ戦に先発。5回、88球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球0、失点0、防御率は5.96。勝ち投手の権利を得てマウンドを降りたが、中継ぎ陣が逆転されて新天地初勝利とはいかなかった。

新天地での初勝利をかけて、今季5度目の先発となった前田。ア・リーグ東地区最下位のレイズと対戦。立ち上がり、1番・Y.ディアス(32)にはショートのエラーで出塁されると、2番・R.パラシオス(26)は打撃妨害。味方のミスで無死一、二塁のピンチを招いたが3番・A.ロサリオ(28)をキャッチャーファールフライ。そして、4番・R.アロザレーナ(29)をスライダーでショートゴロ併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。

2回には1死から内野安打を許したが、7番・B.ロートベット(26)をスプリットで空振り三振、8番・C.ミード(23)は90マイル(145キロ)のストレートで空振り三振と連続三振で抑えた。

タイガースは3回、1番・R.グリーン(23)が今季4号となるソロホームランで前田に先制点をプレゼント。その裏、先頭打者の9番・H.カバレロ(27)をセカンドゴロに打ち取ったが、セカンドのC.キース(22)がエラー。タイガースはこの試合3つ目のエラーとなった。その後、1死三塁のピンチを迎えたが2番・パラシオスはスライダーで空振り三振、3番・ロサリオもスライダーでセカンドフライと3イニング連続で得点圏に走者を許したが、ここも無失点。

レイズ打線が2巡目に入ると勝負球をスプリットからスライダーに変えた前田、4回には先頭の4番・アロザレーナをショートゴロ、5番・I.パレイデス(25)もスライダーで空振り三振とこの回は3者凡退で抑えた。勝ち投手の権利がかかる5回、2死一、二塁と4度目のピンチを迎えたが2番・パラシオスをスライダーでライトフライ。前田もグラブを力強く叩き、気迫を見せてベンチへ帰っていった。

前田は3失策と味方のミスもカバーし、5回、88球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球0、失点0、4度のピンチも気迫で抑え、勝ち投手の権利を得て、中継ぎ陣に託した。

しかし、直後の6回、タイガース2人目A.ファエード(28)が1死一塁から5番・パレイデスに6号の逆転ツーランを浴びて1対2。前田の新天地初白星が消えてしまった。

それでもチームは8回、1番・グリーンがこの日2本目となる5号逆転ツーランで3対2。さらに3番・M.キャンハ(35)も5号ソロで追加点、4対2とリードを広げた。前田の今季初勝利とはいかなかったが、チームは3連勝で貯金を4とした。

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