■プロ野球 DeNA 4-12 巨人(26日・横浜スタジアム)
DeNAは巨人に今季ワーストとなる12失点を喫し大敗。試合は序盤から先発・ケイ(29)が打ち込まれ2回途中6失点。打線は2回裏に5番・宮﨑敏郎(35)に第13号ソロ本塁打、3回裏には連打で3得点を挙げ一時2点差に詰め寄るも中盤、リリーフで登板した上茶谷大河(28)、森唯斗(32)が粘れず再び点差を広げられた。
前日の試合では3回、1死三塁のチャンスから佐野恵太(29)の二ゴロの間に先制。先発・ジャクソン(28)は6回無失点の好投、リリーフ陣も無失点リレーでリードを守り切り1ー0で完封勝利となった。この試合で現在3位のDeNAは首位・巨人と6ゲーム差、2位・阪神と4.5ゲーム差、4位・広島と1.5ゲーム差に。迎えた巨人との2戦目の先発・ケイは試合前まで6勝7敗、防御率3.05をマーク。今回の登板が今季23試合目となった。
ケイの立ち上がりは先頭の丸佳浩(35)に左二塁打で出塁を許すと2番・オコエ瑠偉(27)に送りバントを決められ1死三塁のピンチを背負った。すると3番・吉川尚輝(29)にショート後方に落ちる適時打を放たれ先制点を奪われた。さらに4番・岡本和真(28)に左安打、5番・長野久義(39)に四球を与えるなど2死満塁のピンチを迎えると7番・岸田行倫(27)にレフトへの適時二塁打を浴びこの回3点を失った。
いきなり3点を追う展開となった打線はその裏、巨人の先発・山﨑伊織(25)に対し先頭の梶原昂希(25)が初球を中安打に。2番・牧秀悟(26)が中安打を放ち続くも、三塁を狙った梶原は走塁死となり1死一塁となった。3番・佐野恵太(2)が二ゴロ、4番・オースティン(33)は三ゴロに倒れチャンスを活かすことができず。
2回表には1死走者無しから1番・丸、2番・オコエに連打を浴びるとその後2死満塁に。迎えた5番・長野は詰まらせるも打球はセンターへの適時打となり0ー5。ここでケイは降板し2番手・上茶谷大河(28)が登板するも一塁走者の長野が二盗を決める間に三塁走者の岡本和にホームスチールを決められ6点目を奪われた。
6点と大量リードを許し2回裏、この回先頭の5番・宮﨑敏郎(35)にライトスタンドに飛び込むソロ本塁打が飛び出し1点を返した。
3回裏には1番・梶原が左安打、3番・佐野が右安打を放つなど2死一、二塁とすると5番・宮﨑にセンターへの適時打が飛び出し2点目を返した。すると続く6番・桑原将志(31)がセンターへの適時二塁打、7番・伊藤光(35)がレフトへの適時打と繋ぎこの回3得点を挙げ2点差に詰め寄った。
しかし直後の4回表、4番・岡本和にソロ本塁打、無死一塁から6番・坂本勇人(35)に2ラン本塁打を浴び4ー9と再びその差を広げられた。
4回表途中からマウンドに上がる3番手・森唯斗(32)は5回表、2死満塁と走者を背負うと7番・岸田にショートへの適時内野安打を放たれ10失点目。続く8番・門脇誠(23)にはセンターへの適時打を浴び4ー12と8点差となった。
終盤に入り7回表は4番手・坂本裕哉(27)が登板し三者凡退に抑える好投。そのまま8回表、2イニング目も無失点に抑えた。9回表は5番手・佐々木千隼(30)が登板し追加点を与えない投球を披露。しかし8点を追う打線は巨人のリリーフ陣の前に中盤以降チャンスを作ることができず試合終了。
DeNAは巨人との2連戦を1勝1敗。この敗戦でリーグ優勝は消滅も三浦監督は「残り8試合全力で戦っていけるようにしていくだけ」と話しCS進出へ次の試合を見据えた。
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